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#2 教えてほしい、君の名は。


こんばんは。今日もお疲れ様です。
人より羊が多いニュージーランドでワーホリ中のケントです。

現在地は南島の港町ピクトン。

大人気トーストショップで働き4ヶ月目を迎えました。

自己紹介の次の回、何について書こうか考えすぎたここ数日。
迷った結果、ズバリ名前の話にします。

なぜならNZに来て1番のカルチャーショックだったから。

接客業という仕事もあるでしょう。
1日を通して数えきれないほど名前を呼ぶし呼ばれるのです。

君の名は?

その始まりは朝一番、同僚との顔合わせ。

Good morning, (Kento.) How are you?

ネイティブは無意識で名前を文に足してきます。
特に how are you など会話の第一声と相性◎。
2人で開店準備をしている時も不意をついてくる。

(Kento), How was your last night?

名前から入って注意を惹くパターン。
私しかこの空間にいないけども、なぜかとても自然。
悪い気などする訳もなく。
特に朝、外は薄暗くまだ眠気が残るタイミングにはっとさせられる。

相手がお客さんでも同じこと

これはお店のルールでもあるのだけど。
トーストサンドイッチ(現地ではトースティ)とコーヒーではゲストに渡すタイミングが異なるのでレジの人は必ず名前を聞く。

May I grab your name for the order?

君の名は??
つまり名前を掴ませて(直訳)という言いまわしですね。
要はスタバでカップに名前をカップに書いてくれるあれ。我々もカップにペンで名前を書きiPadにそのスペルをタイプ。

名前と注文したトーストの種類が印字された伝票をトースティマンにパス。
誰も並んでいなければそのままドリンクを作りながらレジも見る感じ。

完成したドリンクそしてトーストを手渡す際もカスタマーの名前を呼ぶ。

Tayler!! とか Emma!! 、Chrisもいける。
洋楽にいる名前、MLBやNABで見聞きした思い出して。

わりと簡単で聴いたことある名前ならいいけれど。テイラー、たまにタイラーだったりもするし。ケイリーなのかケリーなのか。

スペルがわからない時が多すぎて困った。

Lochie!! これでロキ。
オーストラリア人のマネージャーのお名前。

MayaとZoeがやたら多かった気がする。

ただここで大事なのは名前を呼ぶこと。
発音を間違えることではない。


向こうもこちらがネイティブでないことなんて見た目と接客(変な意味はないしどれだね英語を寄せても)で分かっていること。

名前を読んでから謝意を伝える。
これが大切。

Paul~!! Anne~!!
-Yes!!
oh Paul, thanks! or cheers:)

名前を呼ぶ呼ばないは本当にたった数秒の違いです。
なのにも関わらず強いインパクトを残します。

店を出る時ちょっとでもハッピーになってもらえれば全てよし。

もしお店が混んで必要以上に待たせたりわしまったら、、

sorry for waiting or kept you waiting
please have a good one, enjoy it!!

など一言添えると印象良し!

レギュラーカスタマー編

そこに気づいた日から常連さんの顔と名前を覚える努力を始めた。

頻繁に来てもらっていながら毎回名前を聞くのはちょっと申し訳ないですよね。

ちょっと来店の間が空いても、もし名前を覚えててくれてたら嬉しいもの。
また来ようと思ってもらえるチャンスは増すでしょう。

店長クラスになると常連さんのワンちゃんの名前まで把握。
ペットも家族の一員、名前を覚えることもバリスタの仕事の一つなのかもしれません。

味や空間のみならず大切なのはそういった顧客体験の積み重ね。

Googleマップ評価4.8のお店恐るべし。

安心安定のラ・マルゾッコ

Lets call it a day!!

長めのランチラッシュと定期的に来るフェリーの乗客下船ラッシュを乗り切ればいよいよ締め作業。

閉店は早めかつ超絶スピーディーなダウンアンダー。
グリル掃除、マシン締め、店内清掃を淡々とこなす。

別れ際、こちらから同僚の名前を呼んでみます。


Thank for today, (Lochie) !!
Have a nice evening.

すると向こうも

Thanks too, (Kento).
See you tomorrow!

こうして気分良く仕事を終え家路に着くのでした。

さて時は数ヶ月前、日本にいた頃の自分はどうだったでしょうか。
もちろん言語や文化の違いはあれどそんなの言い訳です。
全く呼んでいませんでした。

名前を呼ぶ文化を知る。
これへ英語圏ならではかもしれません。

どうやら心理学的にも名前を呼ぶメリット、アドバンテージはたくさんあるとか。

『人の名前はその人自身にとって最も甘美で重要なサウンドだ。』

歴史的ベストセラー『人を動かす』の著者デール・カーネギー氏はそう述べています

身の周りにいる大切な人、職場でお世話になっている人。誰でも構いません。
意識して(自然にですよ)会話に名前を足し呼んでみたら。
ありがとうの前後に名前を呼んでもいいでしょう。

さてどんな反応が返ってくるでしょうか。

明日もがんばりましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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