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#22 名古屋港からはじまる夢の南極クルーズ
みなさんおはようございます。
少しずつ秋の気配が迫る今日この頃。
そろそろ衣替えしなくては。
日本の宝ユニクロで買うもの、欲しいものはだいたいユニクロ✖️クリストフ・ルメールコラボのユニクロUになりがちな筆者ケントです。
ここ数年のユニクロはどれも良い、良すぎる。
ただ非の打ち所がないまでにクリーンなデザインは時として逆に購買意欲が失せる時も。
これを着たらもうこれしか着ないのでは?
お気に入りたちの出番が減りそう?
結局欲しいものがありすぎて処理できず何も買わない、、そんな感情、共感できる人は友達になりましょう。
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先月のこと。実は名古屋にあるLランドホテルで一瞬働いていたのです。
東京と大阪、日本で3番目に人口の多い大都市名古屋の人口は230万人。
モーニングカルチャーの先駆け、喫茶店で苦いネルドリップコーヒーをいただき、名港線で向かった先は終点名古屋港駅。
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船に乗り、船を降り、そしてまた船を目指す人間が気になる船が港に泊まっているのだ。
南極観測船ふじ
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我が国初の砕氷船として1965年から18年もの間、日本と南極を行き来した「ふじ」。
現在は名古屋港に当時のままの姿で保存され中身は南極観測を紹介する「南極の博物館」に 変貌。
アイコニックな名古屋港ポートビルの下、役目を終えたオレンジの船体が静かに鎮座していた。
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まず声を大にして言いたい…コスパ良すぎ。
入場料300円!!!
栄からここまでの電車賃のほうが高い。
こんなお手軽に先人の南極への大冒険が体験できるとこは他にないだろう。
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近くに水族館もあるので是非ご家族でどうぞ。
南極観測船への第一歩
炎天下の元、ギャングウェイ(船と桟橋を結ぶ連絡橋)を進み入口へ。
入口を抜けるとまずクルーメス(食堂)に出る。
展示されている年季の入ったパイプ椅子は実施用されていたものだった。
日本初の本格的な極地仕様の破氷船がこのふじ。
長い長い航海、そして限られた食糧、荒れる天候の中で目指すはウイルスさえ住めない場所。
改めて食事の大切さを痛感。
同じ釜の飯を食った仲間は特別である。
そして何より食事の時間は船での楽しみだ。
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厨房ではもやしを育てていたらしい。
映画の中でもかいわれやもやしは育つものの他の種はダメだったとか。
新鮮なお野菜が食べれる幸せ。
この後、無性にもやしが食べたくなり二郎系のラーメン屋さん豚山へ…。
食べたいものがあればすぐ食べに行ける、なおかつ食べたいお店が遅くまでやっている。
シティライフは便利だ。
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消火設備の紹介はフィリピンで学んだ内容の復習。
普通火災には泡、油火災には水、そして電気火災にはガス。
基本は昔から変わらないようだ。
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船内には医務室、そしてバーバー併設。
やはり船に散髪はかかせない。
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回転するポールライトにおびき寄せられる筆者。
暗い船内に回転する艶やかな魅力的な色味。
バーバー タイガーショップ
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虎刈り…不安定な足元で髪を切るのも一苦労だろう。
プロの美容師が乗っていたのか、この時代のトレンドはどんな髪型だろうなど色々と考えてしまう。
ニュージーランドで痛感したが信頼できるバーバーが身の回りにいる、それは幸せなこと。
未知数の3段ベット
もし寝るなら真ん中?
船での共同生活はプライベートな時間を確保するための戦い。
カーテンもなく上下左右に誰かが寝ている姿を想像して勝手に無理だなとか言ってみる。
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クルーズとは違う環境、赴任期間みな帰りたい、家族に会いたい…そういった気持ちを胸に秘め任務にあたっていたのだろう。
自分で選んだ道、出来るのは今の状況をいかに楽しめるか。
実際に乗組員が書いた落書きもあったり。
それはぜひ観に行った際チェックしてほしい。
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等級が上がると少しいい部屋にアップグレード。
窓がある部屋、そして夢の個室は当時のクルーからしても憧れか。
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船とタバコそしてコーヒー
改めてインスタントコーヒーの発明は偉大だ。
最近はスペシャリティコーヒーのインスタントなんてものもあり豆の品質が良ければ抽出後に脱水、顆粒にしても美味しいという。
信じるか信じないかはあなた次第。
スマホのない当時の環境、Wi-Fi難民などという言葉もない時代。
本を読み、綴る日記。
限られた時間の電話。
コーヒーとタバコ片手に仲間もボードゲームは最高な息抜きの時間だろう。
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南極観測船ふじを見た後、映画南極料理人
を鑑賞するとさらにおもしろい。
ストーリーはさらに最果てのドーム基地で働くシェフのお話だけれど極限の世界線での生活ねハードさはきっと同じくらい大変だろう。
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〇〇だろう、という言い回しが多すぎる今回。
妄想とネットの情報でお伝えしているためご理解ください。
来月から乗る予定のバイキングクルーズ、oceanとは別にexpeditionラインを展開してアルゼンチン、ブエノスアイレスから南極へ行く航路がある。
2種間でお値段1人200万ほど。
世界有数の荒れる海域、険しい船旅は危険と隣り合わせ。
ワンピースでいうところのグランドライン後半の海、新世界。
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今後もバイキングに在籍していたら…もしかしたら南極チャンスがあるかもしれない。
太陽が終日沈まない白夜はノルウェーで経験したけれど…南極はどうなんだろう。
頭では理解できない白銀の絶景が広がっているのだろう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!