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三日月型のレイク・レマン②チャップリンとミルクチョコレートの都市ヴヴェイ
スイスとフランスの国境にある、三日月型をしたレマン湖。
面積の約3/5がスイスに属し、約2/5がフランス領です。
湖畔の周辺には美しい景色や魅力的な景観、色んな顔を持つ都市が並んでいます。
前回に続き、これからも数回に分けて見て行きましょう!楽しみです。
レマン湖北岸の東側に位置する小さな都市、ヴヴェイ!
前回の記事、モントルーの近くにあります。
静かで美しく、ゆっくりと時間が過ぎるようなヴヴェイは、13~14世紀にサヴォイア家によって都市の基盤が作られ、モントルー同様、ブドウ栽培で有名な場所です。
中世からワインの生産が盛んになり、1889年からフェット・デ・ヴィニュロンというワイン生産者達の伝統と文化を記念して行われるお祭りが、約4半世紀に一度のペースで開催されて来ました。そして
フェット・デ・ヴィニュロン
は、2016年に、世界無形文化遺産に登録されました。
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レマン湖の方に下りて行くと、とても大きなフォークのオブジェが湖にささってます。白鳥が優雅に泳ぐ湖に、突然フォークがささっていると、いささか奇妙な気がしますが、意外とレマン湖と合ってますね。今ではヴヴェイを代表する象徴となってます。
このフォークのオブジェの目の前には、一つの博物館があります。
1866年にヴヴェイで生まれたグローバル食品飲料メーカーのネスレ(Nesle S.A.)の財団が運営する食の博物館、「アリマンタリウム」です。
粉ミルクや世界初のミルクチョコレートを開発したネスレ社の歴史を知る事ができ、食をテーマにした企画展や料理教室などのイベントが開催されているそうです。
そのネスレ社が誕生した19世紀、ヴヴェイは世界各国の王侯貴族や芸術家に愛される湖畔リゾート地として発展を遂げて行きます。20世紀に入ると、温暖な気候と美しいレマン湖に魅了され、著名人が多く居住するようになります。
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中でもチャールズ・チャップリンがヴヴェイ郊外の村、コルシエに家を建て、1952年からこの世を去る1977年までの晩年を過ごしたことは有名です。イギリスで生まれアメリカで活躍したチャップリン、そのお墓は、ここヴヴェイにあり、湖畔に立つチャップリンの銅像はヴヴェイ観光のスポットとなっています。また、チャップリンの邸宅は、2016年に「チャップリン・ワールド」という博物館として、訪れる人達にチャップリンの世界を紹介しています。
チャップリンの世界を楽しみ、ミルクチョコレートを食べながらレマン湖畔を散策してみたいですね。