不思議な気持ち

期待をすると、そうならないことに怒りが湧く。
期待をしないと、どうなろうと、ただ呆然と眺めていられる。
とても楽。
今まで、ジェットコースターを味わうべく、期待をし、一喜一憂し、疲れ果て、感情を凪に持って行ってみたけど、なんとも窮屈だった。
凪でなくても、流れるままに、していればいい。
ただ、期待は不要で、〜だから感謝するも不要だ。
期待なく、ただ淡々と、ただそれがあるだけ。
そうなのだ。
苦しいのは、期待する先が間違っている。
止めればいい。いや、止めなければ、もういい加減、私が苦しむことはごめんだ。
穏やかさを保てるように、わざわざジェットコースターに乗らなくてもいい。
今まで何度も乗ってしまった。
乗っては後悔し、の繰り返し。
もう、乗らなければいい。ただの肉袋として、そこに鎮座いただく存在にすればいい。
期待も何も、感情を乗せず、ただアクリルケースに入って頂こう。私はそれを眺めよう。それでいい。いや、そもそもそうあるべきだったのではなかろうか。
そもそも、何かであると期待をしていたから、何かでないことを知った時、落胆したのではないか?
期待しない、そもそもするものでは無いとしたら、興味のないただの存在状態になっていただこう、それでいい。

私は私でやっていけば良い。
今まであまりにも、奪いすぎただけなのだ。
それのしっぺ返しが来ただけだ。
ただのアクリルケースに入った肉袋だと思えば、それでいい。ただの原子の集合体と思えば、何も振り回されなくて済む。
なんて、楽な世界なんだろう。
なんて、穏やかな世界なんだろう。
原子の集まりの世界が目の前に広がっている。軽い。落ち着く。平安だ。
温度なんて無くていい。
透明でいい。ただの原子の集合体なのだから。
今の私のパワーワード、原子の集合体
透明な世界、軽い、アクリルケースに入った肉袋。
私を含めた、この世界は、初めから何も無かった。そして、全てが揃いに揃った世界なんだ。
奇妙すぎて、頭がついて行かないけれど、
それすらも、思考でしかない。
思考すらもなく、何も存在しない。
それでいい、それがいい。
軽ければ、なんでもいい。

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