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Airbnb、Uber、Dropboxを輩出したスタートアップ登竜門の教え


スタートアップ界隈では知らない人はいないYC

YCはDropbox、Airbnb、Stripeなど世界的に成功した企業を生み出している。YCが手がけるプログラム最後に行われるピッチでは数百人の投資家が詰めかけます。

スタートアップへの必須アドバイス

下記にYCからのスタートアップへのアドバイスが記載されています(まさに起業を始める方にとってのバイブル)。本書では要点をさらっていきます。

完璧を目指すより、まずリリースしよう

平凡なプロダクトでもできる限り早くリリースして、顧客と話し合って繰り返し改善をする方が、完璧なプロダクトの完成を待つより、遥かに効率的である。プロダクトの多少の欠点がプロダクトの有用性を上回る場合は、常にこれが成り立つ。

プロダクト初期はスケールしないことをしよう

最初の顧客獲得することが最優先事項。そのためには、スケールしない手段も厭わずに使っていこう。顧客が10人以上になったら成立しないようなやり方でも良い。スケールを意識すると、スケールのためのテクノロジーやプロセスの構築が必要となる。プロダクト初期のやり方は確立されておらず変動することが多く、その場合スケールのために割いた労力は無駄になる。

実際、Airbnbは最初の顧客の家やアパートの写真を「プロが」撮影して、物件をより魅力的にすることをユーザーに提案した。その後、自らで写真を撮りにいき、物件改善やコンバージョン向上に寄与した。

90/10ソリューションを見つけよう

多くの場合、ユーザーと対話すると構築すべき機能の長くて複雑なリストが発生する。この時には、「90/10ソリューション」(作業・労力・時間の10%で希望の90%を達成できる解決策)を探すことが大切。顧客にとって、90%の解決策を利用できる方が、構築に時間のかかる100%の解決策よりも遥かに優れている。

ユーザーと対話し、望むものを作る、それを迅速に繰り返す

企業が成長しはじめると気が散る可能性のものが山ほどある。初期段階の企業にとって大切なことは「コードを書いて、ユーザーと対話すること」である。人々が望むものを作るには、何かをローンチして、ユーザーと話してそれがニーズを満たしているかどうかを確認して、フィードバックを受けてまた改善していく。

ちなみに、焦点を当てるべきでない事柄は下記。
・潜在的な買収者との話し合い
・ネットワーキング
・(ユーザーが増えると考えて)パートナーシップの構築
・人々が望むものを作る前にPRに時間を費やす
・カンファレンスに行く

ライトな1000人より、ディープな10人のユーザーを大切にしよう

顧客が創業者を選べるのと同様に創業者は顧客を選べる。そして、顧客の選択で間違いを犯す企業は多い。プロダクトを愛してくれる少人数のユーザーは、プロダクトを一定好きな大人数のユーザーより価値がある。

多くのスタートアップは他殺でなく自殺で死ぬ

競合他社への心配に多くの時間を費やすのは、ほとんどの場合、非常に悪い考えであることが判明している。スタートアップ企業は常に他殺ではなく、自殺で死ぬとよく言われる。競争のダイナミクスが会社の成功/失敗に重要になる時期は来るが、最初の1-2年ではそうならない可能性が非常に高い。

最後に

下記、スタートアップを運営する上での参考記事を貼っておきます。本noteを見て興味を持った方は是非ご覧ください。

YCのアドバイスの日本語版をみたい方へ

東京大学のアクセラレータープログラム FoundXに記事が纏まっています

例えば、下記の「アイデアの生み出し方(Sam Altman)」、とても面白かったです。


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