「APEXって結局なにが楽しいの？」【初心者さん向け楽しみ方コラム】

包み隠さずに話すと、私は最初、APEXの何が面白いのか全く理解できなかった。

理由は簡単だ。めちゃくちゃ負けまくるからである。

当時はPUBGブームの最盛期。OverWatchのヒーローシューター要素と、PUBGのバトロワ要素掛け合わせたいいとこ取りのゲーム。その程度の認識だった。

先の2タイトルと違って無料だったこともあり、何の気無しに始めてみたはいいものの、めちゃくちゃに撃たれて何が起こったか理解する前に負けていた。

そんなことが10戦も20戦も続くのである。
正直めちゃくちゃつまらない。

私も最初にAPEXに触れてから1週間で投げ、1ヶ月後に復帰するまで一切APEXをプレイしなかった期間があるほど、面白くなるまでが長いゲームである。

そんな私もすでに初心者は卒業。
ようやく上級者の入り口に手をかけ、そのさらに先にある、遥か彼方の頂に絶望することができるようになってきた。

ここで私がやるべきは、このゲームがどう面白くなっていくかを伝え、新規プレイヤーを引き止めていくことではないだろうか。

そこで今回は「初心者さん向け、APEXが楽しくなるポイント」をまとめてみたいと思う。

0.    初心者とは？

APEX Legendsを始めてみたいと思って、まずnoteの記事を探すまったくの新規プレイヤーはほぼいないのではないかと思う。

実際、何かを始めるのに誰かの経験を知ることは現代らしい導入方法なので、noteの記事を読むことは大変オススメしたい。

そしてnoteには「APEXがいますごく楽しくて、モチベーションが高い」という人がたくさんいる（これもまた、自分の培ってきた知識や経験を共有する場であるnoteだからこそだろう）。

そんな人の中には「まだAPEXは初心者で、何をどう楽しんでいいのかわからない」だったり「今より上達するためにはどうしたらいいのか」だったりが、分からない方もいらっしゃると思う。

そこで私はまず「初心者とは」どう言った方のことを指すのか考えてみた。
私はこの定義を、「シルバー以下」だとか「K/Dいくつ以下」だとか、よくあるものに括るつもりはない。

「APEXをどう楽しんだらいいのかまだ分からない方」。

これが私の考える初心者だと思う。何がわからないのか分からないから、楽しくないのだ。

これを知っていて向上心のある方は、すでに中級者に達していると思う。なぜなら自分の苦手を無意識にでも自覚し、その改善に取り組もうとしているのだから。

なので「かつてAPEXがまったく楽しくなかった初心者経験者」として、「何がそんなに自分を夢中にさせたのか」を共有することで、APEXの楽しさを見つける手助けになれればいいなと思い、これから記事を書いていくことにする。

つまりは、いつも通りの自分語りである。その点ご了承いただけると幸いだ。

1.　弾が当たるのが楽しい。

まず最初に伝えておかなければならないことがある。

誰しも最初は未経験であり、決して自分だけが特別下手であるわけではないことを、心に留めていただきたい。

このAPEXというゲームは、FPSタイトルには珍しく、ゲームを始めるとチュートリアルが開始される。

いきなりゲームモードに放り込まれるFPSタイトルが多い中、基本的な技術を教えてくれるこのゲームは親切な部類だろう。

しかし、バトルロイヤル特有の『安全地帯が収縮するルール』の説明はないし、実戦のマップをお散歩するモードなどは実装されていないため、実際にはカジュアルに潜って回数を稼ぐしかゲームに慣れる方法はない。

APEXは今、フォートナイトに並ぶバトロワゲーの代表格に成長し、FPSゲームをAPEXから始めた、という方はかなり多い。私もその１人だ。

そんな人がいきなりカジュアルに放り込まれて体験するのは、自分よりも上手いプレイヤーに狩られまくることである。

これは正直、仕方のないことだ。FPSゲームを初めて経験するプレイヤーになら誰にも等しく降り注ぐ宿命である。現在プレデター・マスターに到達している人も、APEX以外のFPSタイトルで必ず同じ経験をしているといっていい。

しかし、この「狩られまくる経験」が楽しいかと聞かれれば、ぶっちゃけめちゃくちゃつまらない。
何が起こったのかわからないままダウンし、何が起こったのかわからないまま部隊全滅、いきなりロビーに戻されるだろう。

これが、私が考える「初心者」がAPEXから離れてしまう大きな原因のひとつであると思う。

だが、皆さんもゲーマーであるからには「ゲームで負けたくない」気持ちがあると思う。FPSゲーマーなら尚更ではないだろうか。

その気持ちをぶつける先は「がんばって敵に弾を当てること」である。

最初はどうしても弾が当たらない。リココンだったり武器だったりアタッチメントだったり、弾が当たらない原因は様々ある。それらを自分なりに工夫して、まずは敵に数発でも弾を当てられるようになろう。きっとAPEXが楽しくなるはずだ。

「いやいやいや。FPSなんだから弾を当てるなんて当たり前でしょ？　そんなん何が楽しいの？」

たしかに一理ある。が、こればかりは体感してみないとわからないとも思う。

APEXにおける射撃というのは、このゲームにやり応えを感じる瞬間のひとつだ。
銃の射撃音、弾が当たる手ごたえ、アーマーを剥がしたときに流れる効果音。何度も交戦を繰り返し、ついに敵にダウンを入れた瞬間、アドレナリンが全身を駆け巡るのがわかるはずだ。

事実、私はそれを1度味わい、このゲームに病みつきになってしまった。

1度騙されたと思って、自分が納得のいく形でノックダウンを取ってみてほしい。
そこにたどり着くまでに重ねた苦労が一気に昇華し、快感の波となって襲い掛かってくるはずだ。

数値的な目標値

私は初心者を数字や戦績でくくらない。とはいえ、一定の目安と比較していくのは自分の目標を再設定していくのに重要なため、わかりやすい目標となる数字を提案したいと思う。

以下の数字を毎試合達成できるようになれば、きっと撃ち合いの楽しさはわかってくるはずだ。

①ダメージ数　　300
②キル数　　　　1
③ノックダウン　1以上

特にダメージ数の根拠だが、
・白アーマーの敵をダウンさせると150ダメージ、
・その後ダウン体に確キルを入れて250ダメージ、
・さらに別の敵の白アーマーを割って50ダメージ、

合計300ダメージとなる。

注意点がある。
この数字は目安であって、できなければならないというものではない。私も毎試合この数字を達成できるわけではないし、逆に達成できなくても別の楽しさを感じることで満足するマッチもある。

次回はその別の楽しさである「チャンピオンを取る」ことについて、お話していきたいと思う。

また、私が初心者だった頃の経験を具体的にまとめた過去の記事を貼っておくので、そちらもぜひ参考にしていただきたい。