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レレレ撃ちもわからねぇ自分への傾向と対策【著・初心者向けスキル向上委員会】#1

今回から新シリーズ!

「自分が過去、APEXが上手くなるに当たって何につまづき、それをどう解決して行ったのか」を振り返りつつ共有していく、初心者向け記事を開始したいと思う。

いまブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナで頑張っている方に向けて、自分にどんなリソースがあるのか、どんな情報があったら助かるのかをTwitterでつぶやいたところ、こんなリプライが届いた。

「オススメの練習とかこうやって上手くなった!みたいなのはよく見かけるんですけど、個人的にはそういう人たちがどこで躓いてたのかとセットで知りたいな……なんて思います!」(from もこさん。リプライありがとうございます!)

リプライくださったもこさんのnoteはこちら。文鳥かわいい


なるほど……。確かにその通り。絶対にやってはいけない〇〇!という動画はよくあるが、じゃあ自分が何故それに気が付き、どうやって克服したゆえ、その動画を作るに至ったのか、そこまで言及されているものは過去見たことがない。

ならばまず、自分が書いてみようではないか。

この記事は主に「ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの各帯域を脱出するにあたり、その当時抱えていた問題と、それをどう乗り越えたか、その結果どうなったので上位ランクにたどり着いたか」を記す、振り返り感想記事である。

おそらく全編にわたって、やたら感情的でドラマチックな言い回しが増えるものと予想されるため、事前にご了承いただきたい。



問題① 【ブロンズ帯】弾が当たらない。
方法① 射撃訓練所特訓&1マッチ1000dmg目標!

いやもうマジで論外レベルに弾が当たらなかった。0キル0ダメージ? そんなのは日常茶飯事。K/Dなんて0.1だ。嫌になって1週間でAPEXを投げた。

…………。

シューティングゲームはスプラトゥーン無印から本格的に始めた私だが、スプラトゥーン2ではX帯にギリギリ届くかという実力を持っていた。

なのでAPEXにおいても、弾くらい簡単に当たるだろうと思っていたわけだが、これが絶望的に当たらなかった。

スプラトゥーンはジャイロ操作、APEXは右スティックでエイムを合わせるため、そもそもの操作方法からして違うのだから当たり前の話なのだが、正直1,000ダメージくらいは簡単に出るものだと思っていた。

しかし。

「全ッ然弾当たらないんですけどーーー!?!?」

コントローラーを布団に向かって、3度ほど投げつけたのを覚えている。羽毛の掛け布団。コントローラーへの配慮は抜群である。

2つのタイトルで何がそんなに違ったのか振り返ってみると、交戦距離の長さが全く異なっていたことだろう。

APEXとスプラトゥーンのマップを比較すると、その広さが全く違うため、スプラトゥーンでは敵が視界に収まらないということがほぼない。

しかしAPEXでは、最大望遠のスコープを覗いても敵が米粒程度の大きさにか見えないことがザラにあり、標的が非常に小さく見えるのが特徴である。

そのため「この距離だったら当てられるな」という距離(すなわち敵の大きさがスプラトゥーンと同じくらいになる距離)まで近づいていくと、それはもうSMGやショットガンの交戦距離になってしまい、一瞬で蜂の巣にされてしまうのだ。

スプラトゥーンからの移行であれば、恐らくCoDなどに代表されるチーデス形式のFPSが向いていたのだろうが、APEXにハマってしまったのだから仕方がない。そこはもう慣れていくしかなかった。

では、弾が当たらなかった自分は、まず何から取り組んだか。


A. 射撃訓練場でひらすらBotを撃ちまくった。

スプラトゥーンの武器にはAPEXと違ってリコイルがない。その代わり、弾自体が乱数で拡散していくため、エイムが合っていても弾が勝手に敵を避け、当たらないということがある。

一方、APEXはどの武器にも射撃時にリコイルがあり、常に一定のパターンを描いて上方向に視点が上がっていく。これを制御し、敵に弾を当て続けることをリコイルコントロール(リココン)と呼ぶわけだが、私は当初、このリココンという概念を全く知らなかった。

「銃を撃つと視点が上に上がっていってしまうから、なんとなく下に下げよう」

そんな意識でリココンもどきを無意識に行っていたのである。

弾が当たらないから射撃訓練場で練習しよう!と思い立って初めて、リココンという概念に出会い、まずはすべての武器のリコイルを勉強した。
その方法とは、攻略サイトに描かれたリコイルパターンを学び、あとはひらすらBotに向かって銃を撃つだけ。しかしここでふと、自分が棒立ちの状態でも止まっている的に全弾当てることができないことに気が付く。

そう、PADの右スティックで行うリココンは恐ろしく難しかったのである。

スティック操作は指先で行うため、腕や手首で操作できるマウスと違い正確性を欠く。そしてリココンは普段の視点操作とは違う繊細な操作を求められるため、力の入れ具合を間違えると視点が下に「ぐいーん!」と下がっていってしまうのだ。

これは正直、数を撃ってリコイルパターンを覚え、スティックの操作感を手に馴染ませていったというほかない。

確かに座学的にパターンを記憶することも大事なのだが、実際に銃を撃ちながらでないと自分のものにすることはできない。なのでとにかく、Bot相手に1マガジン当てきることを目標に練習していた。

カジュアルに潜る前に、訓練場で30分得意武器を温めてからマッチに臨む。そうしているうちに、リコイルパターンが難しいもの、1発のリコイルは軽いが射撃し続けるとリココンが難しくなるものなど、武器の特徴にも理解が進む。そして、自分の得意な武器が見つかっていく。

過去にも書いた通り、私がまず最初に「これだ」と思ったのは、スピットファイアとカービンの2つ。いずれも未だに「初心者が持つべきはこれ!」という武器であるため、無意識に正解にたどり着いていたのだった。

そして実戦に挑むにあたり、目標にすべきダメージ数も設定することにした。

その値、なんと1,000ダメージ。

その頃の平均ダメージが200に届かないくらいのはずだったので、目標との差は実に5倍。今の平均が550なので、今なら3000ハンマーくらいの数値となる。

これは今振り返ってみても、かなり無謀な数値だったと言える。1マッチ300〜500くらいからコツコツ下積みすべきで、私の目標値は明らかに盛りすぎだった。

しかし、その当時の私は負けず嫌いに燃えていたのだ。

「あとは本番の度胸ッ!ヘタれずに敵の前に出るべし!出るべし!出るうううえええええええ!?虚空へいきましょぉーーーうっ!」

ビビリのトリガーハッピーは虚空に逃げる。当時見出していたレイスと一緒に撃ち合いの実戦訓練を始めていき、APEXで交戦するのに相応しい距離感を体で覚えていった。

わかりにくいと思うが、スプラトゥーンのスナイパー(チャージャー)くらいの距離が、APEXではARくらいの距離だ。思ったよりも遠くまで正確に弾が届く武器であるし、当初はかなり遠目の敵も積極的にARで狙うことで、距離感を掴もうとしていた。

やはり生身の人間はBotとは違う。活きのいい鮮魚がごとく動き回るその的は、私のエイム練習の質を飛躍的に向上させた(引き換えにデスが増えるのだが)。

そして、シーズン3において1,000試合をこなした頃、弾がコンスタントに当たってくるようになってきた。
その頃には、どのくらいの距離はこの武器が合っていて、このくらいになるともうこの武器では取り回せない、ということにも思考を割くことができるようになっていた。

それ即ち、武器のチョイスもこだわり始めたということで、自然と「長距離武器+中〜近距離」の組み合わせを編み出すきっかけにもなっていった。

しかしこの時、ある悪癖がついてしまう。それは射撃訓練場での練習が体に染み込みすぎて、敵を撃つときに棒立ちになってしまうこと、そして1マガジン全てを敵に当てようとしてしまうことだった。

これは敵に対して体を長く晒しすぎてしまうことにつながり、ものすごく被弾が増えてしまう。これはシルバーを抜けるまでのしばらくの間つづくことになってしまい、変な癖を身に着けてしまったことを後から反省している。

この癖を自覚し、自らもレレレ撃ちし始めたのがゴールドに挑み始めたころ、遮蔽を意識して戦えるようになってきたのがプラチナ挑戦中のことだったので、問題はずいぶん長く持ち越されてしまったのだった。


問題① 「弾が当たらない!」どうしていた?

回答① 射撃訓練場でリココンの練習をしました!
  ② 1,000ダメージを目標にひたすらカジュアルでがんばってました!
  ③ 悪いクセついたのできちんとした撃ち方を勉強しましょう。

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