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レレレ撃ちもわからねぇ自分への傾向と対策【著・初心者向けスキル向上委員会】番外編

前回からのつづき。

この記事は主に「ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの各帯域を脱出するにあたり、その当時抱えていた問題と、それをどう乗り越えたか、その結果どうなったので上位ランクにたどり着いたか」を記す、振り返り感想記事である。

今回は番外編として、これまで意図的にフォーカスしてこなかった「戦闘時に気を付けていること」を話題に取り上げていきたいと思う。

なぜこれまで話題に上げてこなかったのかと言えば、戦闘時の立ち回り方は結果論になりやすいうえ、
その戦闘に至るまでの「立ち回り(=非戦闘時の生存するための動き)」が個々で異なるので、一概に意見を述べられないからだ。

また、プロの動画や記事も多いため敢えて回避していた部分もある。しかし、戦闘そのものにコンプレックスを抱いて、自分に合う記事を様々探している初心者の方もいるかもしれない。

そんなニッチな需要を埋めるべく、今回は戦闘時の動き方や判断の仕方を、簡潔にまとめていきたいと思う。

今回は番外編。なるべく簡単に、簡潔にを心がけることとする。

Q1 撃ち合いの時に意識していることは?
A1 敵の位置を把握することが何よりも大事!

私が過去罹患した、APEXあるあるな「病気」の1つに、射撃訓練場で狂ったようにひたすらエイム練をする「長時間エイム練習絶対正義症候群」がある(病名は諸説)。

その名の通り、ターゲットやbotに向けてひたすら弾を当て続けるだけの練習をするものなのだが、個人的には、エイム練習の時間の長さと、実戦における当て感の良さにポジティブな相関が現れるのは、APEXを始めて1ヶ月くらいのプレイヤーまでだと思っている。

現在の私にとってエイム練とは、その日のPADの握り具合を確かめ、指や目の感覚を合わせたりする慣らしの作業、言わばウォーミングアップに過ぎない。厳密な意味で、エイム練習をするために射撃訓練場にこもることはほぼないと言っていいだろう。

何故、長時間のエイム練習は意味が薄いのか。

それは、そもそもエイムを合わせる対象を視界に捉えないと何も始まらないからである。

今回のシリーズではお話ししてこなかったが、私はかつて、交戦が始まっても敵を見つけることができず視界に映っていない敵にやられてダウンしまくっていたことがある。

「えッ……敵どこいた!? 全然わからん!」

何千回吐いたセリフかわからないくらいだ。

いま原因を振り返ってみると、そのマップではどこに敵が潜んでいることが多いのか、知識量が足りなかったことが挙げられる。

敵は突然目の前にワープしてくるわけではない。必ずどこかに潜み、自分たちを視界に捉え、攻撃してくる。ならば、まず敵がどこにいるのかを予想し、その方向を警戒するのが最も効率的だ。

なので初心者の方には最初、ブラッドハウンドを使うことをおすすめしたい。

手軽に敵の位置を把握することができるので、敵がどこにいるのかわからず混乱してしまうことを防ぎやすい。また、上級者になればなるほどブラッドハウンドの有用性は増していくので、長く持ちキャラにできるのも魅力だ。

とはいえ、敵の位置を把握するためにはブラハのスキルだけでは情報が足りない。ある程度の座学と試行回数がどうしても必要になる。

おすすめなのは、強いフレンドにひたすら引きずり回して(=リードして)もらって、敵がどの建物に潜んでいることが多いのか、その建物ではどんなふうに戦闘が起こるのか、身をもって経験することだ。

最終的には、現在実装されている3つのマップ全てにおいて、建物の位置や構造、地形やジップラインの位置までも熟知することが求められる。

最初は途方もない作業に思えるだろうが、それぞれ100試合くらいをこなすと土地勘も出てくるというもの。なるべく早く頭の中に叩き込んでおきたい。


Q2 初動で欲しい武器が拾えなかったらどうする?
A2 P2020でも素手よりマシです

初心者のみならず、上級者の方も含めて、初動で敵3人に囲まれタコ殴りにされた経験はないだろうか。そしてPADを布団の上に投げ捨てた経験もないだろうか。

私はある。たぶん50回くらいある。

良いのか悪いのか、APEXではパンチ1発威力がLMGの銃弾1発の威力を超える。
選ばれしレジェンド達が放つ一撃だ、砲弾レベルの威力を持っていてもおかしくないということなのだろうか。

ちなみに、ショットガンでトドメを刺せなかった場合にパンチをお見舞いすると、意外にダウンしてくれることがあるので覚えておきたい。

とはいえ。

マスティフの銃弾すべてが当たるくらいの距離感でないと格闘は当たらないし、ましてSMGやARを持った敵に格闘で突っ込んで行くのはただの自殺行為である。過信しないように。

特にカジュアルなどで初動ファイトにどうしても望まなければならない場合、初心者の方が陥りがちなのは、使える武器と使えない武器の判断が厳密すぎるため、武器を拾わないまま敵の周りをウロウロしてしまうことがある。

「武器ない!武器ない!」と叫ぶ配信者を見ることがあるだろう。あれは「使える/強い武器がない」と言っているのではない。本当になんの武器も落ちていないから叫んでいるのである。

しかし、初心者プレイヤーは「自分が使える武器がない」と叫びがちで、目の前にはP2020やモザンビーク、SRなどが落ちていることがある。

はっきりと伝えておきたい。P2020は拳よりも強いので絶対に拾うべきである。

「初動なのにSRを拾ってしまったら?」
「威力の弱いP2020で勝てるのか?」
「自分ショットガン使えないんだけど?」
「ウィングマンなんか当てられるわけない!」

そんな不安のお声は重々承知している。私もかつてそうだったので、とても理解できる。

だが、このゲームはバトロワゲーである。最初に拾える武器は運ゲーで、みな最初に拾った武器でなんとか初動をしのいでいるのだ。

近接でSRを運用する方法、ショットガンを当てる練習、ハンドガンでもその場を乗り切る立ち回り。上級者に近づくためには武器をえり好みできないシチュエーションだって存在するし、そんな場面でも上手く乗り越えるのが上級者だともいえる。

初動はとにかく何でも物資を拾って、目の前で起きようとしている戦闘に全力で身構えよう。


Q3 味方2人がダウン!向かった方がいい?
A3 いったん逃げる⇒回収・蘇生も立派な戦術

これは心優しいプレイヤーに見られがちな行動なのだが、

味方2人が離れた場所でダウンしてしまっているにも関わらず、何が何でもカバーに入ろうとした結果、部隊全滅になってしまうケースが多々ある。

カジュアルならまだいい。負けるたびに強くなるのがAPEXだ。
しかし、ランクマッチの場合ではどうだろうか。

ランクマッチではいくら大量のキルを取ろうとも、着順で上位に食い込まなければ、大量のポイントが得られない設計になっている。

そのため、自分一人になったら味方のためにも絶対に逃げのび、できる限り順位を上げることで、ポイントを盛る方向に転換すべきなのである。

この時、ごくたまにであるが、見捨てられた仲間がVCで暴言を飛ばしてくることがある。

「早くバナーを拾え!」
「逃げるな!!!!! 戦え!!!!」

が、そんなもんは知らん。何より、先にダウンしたのはそちらだ。
自分が逃げたおかげでまだチャンスがあるだけなのに、そんなことも理解できず暴言を吐いてくる奴は身の程をわきまえなければならない。

私は味方が喚き出した瞬間、「インベントリ⇒部隊⇒ボイスチャット/チャット/ピン挿しをOFF」で黙らせているので、参考にされたし。

真面目な話をすると、

戦闘を終えた直後漁夫に襲われた場合や、自分から離れた位置で味方が倒されてしまった場合は、即座に逃げることをお勧めしたい。

襲われた場所からだいたい100メートルくらいまで全力で離れ、様子をうかがい、拾えるならバナーを拾って蘇生に走ろう。

この時、リング外で漁夫に襲われることもあるのだが、ヘルス回復に余裕があるならば、ラウンド2まではリング外でも回復しながら耐久出来る。敵がその場を離れたのを見計らって、バナー回収に走ろう。

しかし、どうしても、どーーーーしてもバナー回収が叶わない場面が存在する。むしろ叶わない場合の方が多い。

その時は心を鬼にして味方を見捨て、リングに向かって走ろう。そして味方のためにも、責任をもって順位を上げてあげよう。

このゲームは3人一組で遊ぶゲームである。そういった判断もまた、チームワークに他ならない。


まだ話したいことはたくさんあるけど……

キリがないのでいったんここまでとしたい。戦闘時の動き方で、この場合はどうしたらいいのか、疑問がどうしても晴らせない方は、ぜひコメントでその意見をお寄せいただきたい。できる範囲で回答していきたいと思う。

それでは、今回はここまで。次回からはプラチナ帯を抜けるためにどうしていったのか、本編に戻っていきたいと思う。


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