サウボナマインドフルネス
スティーヴンマーフィ重松さんの本
スタンフォード大学のいのちと死の授業を読んで
サウボナという南アフリカのズールー語の挨拶がある
これはわたしはあなたを見ています
という意味
そして挨拶の返事は
わたしはここにいます
というもの
生きているもの同士が同じ場で、相手を認識することはすごい力だと思う
もし相手が死んでいたり、もしくはじぶんが死んでいて幽霊だったら、いくら
わたしはあなたを見ています
と言われても聞こえないし、見られていないし反応できない
当たり前のことだけれども、生きているふたりがその場を共有することによってはじめて
わたしはあなたを見ているし
あなたもわたしを見ていることになるし、
それぞれがそれぞれの「ここ」に存在することができる
これは決して挨拶というその場を共有していることによるものだけでなく、
この文章を書き、そしてこの文章を読んでくださるあなたとわたしの関係においても似たことが言える
わたしはあなたに向けて書いています
そしてあなたも
わたしはあなたの文章を読んでいます
と言える
読んでいる側からするとこの文章がもしかしたら、AIで書かれた文章かもしれない。
でもわたしは一文字一文字をあなたに向けて書いてあるのである。
この文章を読んでいるとき、読んでくださっているあなたが生きていることを知っています。
そしてこれを読んでくださっているあなたもわたしが生きていること(少なくともこの文章を書いている間)を感じてくださっている
それがお互いに生きていることであり、存在を認め合うことであり、またあなたがわたしに、そしてわたしがあなたにいのちを宿すひとつの力になる
文字だけではなく人間の存在や生きていることを感じてくださるとうれしいです
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次を担う世代のために、リモート稽古のために空手着や道具作成やリアルな稽古出張のために使います。