バカでいい。愚かでいい。
ときたまに、「うるせーバカヤロー」と言いたくなるときがある。
なんでこんなにも「正解」を引き続けなければならないと、感じるのだ。友人は前に「僕らはF-1に乗れと言われてるようだ」と称していた。「すごい速度で走っていて、少しのミスも事故につながるような気がしている」と。
この世の中に「正解」が溢れ、「正解」を選ばなければならないように感じる。試せない。自分で確かめようと思わないし、「失敗しながら学ぶ」ことは、間違ってるように感じる。
「物に引力があること」を、いまアイデアとしてひらめくことは、「バカ」のやることと思われる。ニュートンがずっと昔に考え付いたものだから。すでにそれは数式に表され、生活の見えるところ見えないところに染み渡る。誰だって、本でも少し読めば「物に引力があること」は、分かっているから。
でも、本当に「バカ」なのか?
最短ルートが、「正解」なのか?
すぐに最短を見つけようとする、自分自身を振り返っても、ふと思う。
人に聞いた話を、鵜呑みに聞かなくてもいいじゃないか。
受け止めたとしても、自分で試してもいいじゃないか。
バカでいい。
愚かでいい。
なにも考えずに、「正解」ばかり選択するよりも、思い付いたことを、聞いたことを、試しながら、失敗しながら、「獲得」していきたいのだ。
その行動の結果を受け止めるなら、愚かに生きていい。
もっと試そう。それが生きることだ。
試さないところに、「生命」はない。問いかけないところに、「生命」はない。探求のなきところに、存在はない。
僕が、あなたが、生きているなら、いまこの瞬間も試しているのだ。
愚かでいよう。
バカでいよう。
小さくいよう。
緩くいよう。
弱くいよう。
スローガンのように、掲げ続けよう。
以下オマケ。
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