頭の使い方
すっかり幽霊部員となってしまっていますが、ありがたいことにEMS学習部のリレーコラムの機会をいただきました。せっかく書くので、こちらにも転載。
最近、中学生・高校生の生徒たちに根本を問うことが多くなってきました。
「勉強するって何?」
「学ぶって何?」
「学校って何?」
そんなことを問われたことがない生徒たちは、もちろん困り果てます。
「勉強は・・・・勉強ですよ・・・」
必死に考えたのちに絞り出てきたこの一言がとても印象に残っています。そして、非常に興味深いことだと思っています。
「勉強」がよくわからずに、「勉強をした/していない」「勉強ができる/できない」を言っているからです。「学校」ってなんのためにあるのか分からずに、毎日通っているのです。
人間は「意味」を見出せないとなかなか進んでは行動しにくい生き物だと思っています。いくら大人側が「勉強しない!」と怒っていたとしても、彼らの心の中もよくわかります。
さて、みなさんにとって「勉強」は、「何のために」「何をすること」とお考えですか?30秒でいいので、ぜひ考えてみてください。
※※※ 30秒 ※※※
いかがでしたでしょうか?
私の中では
「できないことができるようになること」と考えています。
(ちなみに、「学習」は「その人の世界が変わること」。こう見てみると「勉強」は「学習」の入れ子になっていますね)。
ぜひ皆さんのお考えをコメントいただければ。
もう一つ。タイトルにもした「頭の使い方」について。
はさみは「なにかを切る」もので、「持ち手に指を入れ、刃を開けるようにして紙をその間に入れ、切りたいところで持ち手を閉じていく」という「使い方」をします。
「頭の使い方」という言葉があるくらいなので、きっと「頭」にも「使い方」があるかと思います。
普段から「頭をよく使っている」みなさんのことですから、きっと「頭の使い方」もよく熟知されていると思います。
「頭」は、「なにをするもの」で、「どうやって使うもの」でしょうか?
思考実験的に、「頭」を「道具」としたときにどうすれば記述すればいいのか、これもぜひお考えになって、コメントいただければ幸いです。
以上、よくわからないコラムでした。
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