多層的にあることが、次の時代

ルートをいかに短くするのかが、これまでの時代。速く大量に安く。

しかし、世界は階層的である。

もはや、その単一ルートをいかに解くかというモデルでは説明しきれない。また、層構造をとらえられるほど、情報処理技術は発展してきている。

目的にも階層がある。痩せたいと思ったときに「モテたい」「身体を軽くしたい」「健康でいたい」「食費を抑えたい」という目的は、重なりあっているはずである。

これまでは、このうちの声の大きい目的をピックアップして進めてきた。たくさんの目的を、考えたとしても「一石二鳥」ぐらいのイメージしかなかった。

そうではない。その、層ひとつひとつが絡み合い、影響し合い、変わっていくそのひとつひとつも、全体もいっぺんに解決していくのだ。

対話が大事というのは、その層構造をとれるからだと思う。

自分の話した層、相手の話した層、相手の話を聞いて生まれた層、自分の話を聞いてもらって相手が考えた層。

ミルフィーユ状態に変わっていく。

この時代を生きるために、まずは「目的階層性」について考えていこう。

目的階層性は、また後日。

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