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10月第2週〜たばこと塩の博物館〜

はじめに

 三連休の中日ということでとても混んでいる高崎から東京に移動する電車に乗って押上駅に向かった。今回は博物館好きとしては行っておかなければいけないたばこと塩の博物館に行くことにしたのだ。というのも車を運転しないにも関わらずJAFカードを手に入れることによって普段から色々な施設で割引をされていたのだが、この博物館では提示すると無料で入ることが出来るのだ。

たばこと塩の博物館

 無料にも関わらず貰えた入場券にホクホクしながら入り、まずは常設展のたばこについてから見ていくことにする。歴史上最初のたばこの記録から始まりどうやって広まっていったかという流れなのもあり世界史要素の強い展示であった。それぞれの大陸での広まりは中学レベルの知識でも知っているものがキーワードとなっているので簡単に楽しむことができるのが良い。そして民芸品としての一面も持ち合わせているので美術館好きタイプでも楽しめるだろう。説明文にはふりがなが少なくテーマ的にも大人向けなのだろう。博物館にしては珍しく20代くらいの方が多く子供が一切いないのもここの特徴である。

地域ごとに分けられている
日本のタバコの歴史


 次は塩関連の展示を見る。こちらの方が導入が丁寧な気もするがどちらにせよ映像が同じくらい古いのでそれ以外の演出の影響だと思われる。内容は塩そのものの話と各地での製法や塩湖の話がメインとなっており地理要素が強いように感じられた。建物の構造上しょうがない部分ではあるのだが音が多く集中しにくいので人が少ないときを狙うのが良いかもしれない。展示物もタバコの半分程なのでやはりメインはタバコについてなんだと思わされた。

塩の展示


 特別展は嗅ぎたばこ入れについてであった。美術的な視点がメインかと思いきやしっかりと深堀がされており今日1日で十分詳しくなったと思っていたはずが知らない話だらけでわくわくしてしまった。地域の差と歴史がそれぞれにあるのだがそれを楽しむには小難しさを乗り越えなければいけないのが難しいところである。
 最後はお楽しみの物販だ。ここでは普通の紙タバコ以外のタバコや周辺道具類も売っており本気で悩んでしまった。きっとシーシャのように害がないと一応されているものがあったら買ってしまっていたと思う。特に嗅ぎタバコときせるに惹かれたので今後命を覚悟しなければいけなくなった際にはここで購入して思う存分楽しむことにする。

おわりに

 今回は名前だけはよく知っている博物館に来てみたが、存在を身近に感じられるとても良い展示であった。JAF会員は無料ということもあり今後も近くに来た際にはふらっと寄ってしまうような気がする。

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