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11月第2週〜埼玉県立歴史と民族の博物館〜

はじめに

 今回はインカレ先での用事の都合上東京に行く必要があったので群馬と東京の間、埼玉県の博物館に行くことにした。最近はスタンプラリーかのように各都道府県の博物館を巡っているので比較的手軽に行くことができるここを使ってしまったのは少しもったいない気もするが、それでも片道数時間はかかるのでその感情ももうこの旅行の日々に染まっているということなのだろう。

埼玉県立歴史と民族の博物館

 この博物館は大宮駅から徒歩圏内にある。大きな建物の中に入ると休日ということもあり活気にあふれていた。入場料を払うと次回使える入場料が団体料金になる券を貰った。近くにない博物館はあまりリピートしないのでこの様なサービスはきっかけとなり有難い。
 まずは順路通り縄文時代から、と思ったところで入口のボランティアガイドさんに声をかけていただいたので序盤の縄文弥生はガイドブーストをかけることに。土地ごと、時代ごとの違いが分かりやすいこの時代は簡単に覚えてしまえるのでじっくり読むと飽きてしまう。そんなタイミングだったので重要な部分だけを拾えるならと頼んだのだが過去イチで何聞いても答えてもらえる大当たりのガイドさんだった。私の善行はこういうときのために積んである。
 全体的な内容としてはとにかく数を置いてどこの時代も飛ばさないという意思がみられる展示であった。古さは否めないが広さも相まってちょうど良いという言葉が良く似合う。常設展のちょうど真ん中には美術展示室があり季節ごとに展示内容を変えているそう。展示の軸が武蔵武士で進んでいたので文化要素が少なくなっていたところのこれはよい。この博物館を語るうえで外せないのは解説文に見出しがあることだ。意外と品目や説明は読み飛ばしてしまうのでその部分に読みやすい内容があると楽しみやすかった。

1番好きな見出し

 特別展は鷹についてであった。プロローグは無料となっていて誰でも入れる部分があるというシステムが斬新である。中はところどころ天井に鷹の形の絵がモビールみたいにあって影が地面にゆらゆらしていた。狭いテーマだとどうしても内容を掘り下げる必要があるので難しさの中和としてこのような遊び心があると嬉しくなる。

おわりに

 特別なことのない博物館に他と違う良さを見つけるには博物館そのものの知識が必要となる。ここのような丁寧で見る人への親切さがある博物館を面白いと思えるようになりたい。
 あと、この博物館のポストカードに川瀬巴水のものがあってつい購入してしまったのだが意識してみるとこの人関連のグッズは全国にあるらしい。

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