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10月第1週〜山梨県立博物館〜

2日目

山梨県立博物館

 各都道府県での最初の観光はやはりその土地を知ることから、ということで今回も山梨県立博物館へ行く。バスの本数は多く無いがその分長距離を結んでいるので利便性はある方に思えた。
 常設展の展示は新しい博物館によくある感覚に訴えるものからスタートする形式であった。音が流れておりその近くに垂れ下がっている光る縄の先に耳を近づけると説明が聞けるという文章で説明するのが難しい形式であった。写真で説明してしまいたいと思うがこの博物館は基本的に撮影が禁止だったのでぐっと我慢する。足を進めると川中島の戦いに関する説明書があった。よくこの近辺の歴史系博物館ではこの戦いをそれぞれ身近な武将の側から説明してあるのでようやく両面から見れたと感じた。
 全体的な内容としては一つ一つが多いわけではなく縄文弥生などはかなり飛ばし気味だったのだがそれを踏まえても不満がないくらいには見やすいのがよい。ただ工事の関係で常設展を全て見ることはできなかったのでその部分に更なる魅力があった可能性はある。また、説明文は漢字が多く易しくはないので大人向けな気がした。
 特別展は仏像についてのものであった。仏像は芸術性が強くあまり興味を持てない分野ではあるが写真と共に寺ごとに紹介されているので普段とは異なる視点が楽しめる。広い会場に贅沢なライティングということもあり常設展のような空間に感じた。

撮影OKだった仏像


葡萄屋 kofu

 博物館を訪れた日がちょうど給料日だったこともあり奮発して博物館併設のカフェでシャインマスカットのパフェを頼むことにした。このカフェ、博物館にあるとは思えないほどオシャレで白を基調とした3面ガラス張りの空間が雰囲気を作り上げている。
 お金を払うと引き換えに番号札としてトランプの札をもらえる。そのまま好きな席で待つこと数分、とても甘いマスカットの香りと共に店員さんがパフェを運んできてくれた。てっぺんは特別なシャインマスカットで甘いという説明の通り自然な甘さが胸をいっぱいにする。生クリームに負けないその味はこれだけでもう一度行きたいと思わされてしまった。

博物館のレベルではない

おわりに

 都心からアクセスしやすい立地と美味しい季節の食べ物、このふたつがあるだけで旅行の理由になってしまう私にとって山梨という土地はとても楽しかった。noteに書く場所がなかったのでこの旅行中に幸せにしてもらった食べ物を載せて終わろうと思う。冷たいものも温かいものも美味しく食べることができるこの季節が私は一番旅行に向いていると感じた。

具沢山で幸せになれるほうとう

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