11月第1週~徳島、香川~
4日目
大塚国際美術館
4日目は大塚国際美術館からスタート。数年前に米津玄師が紅白歌合戦で使用したことで有名になったこの美術館は、パンフレットの所要時間の欄に見きれる量ではないことが書いてあるほどとても広い。今回はたまたま美術への興味が強いタイミングだったこともありわくわくしながら向かった。
中に入ると日曜日ということもありとても人が多かった。しかし建物自体がとても大きいのであまりごみごみした感じはない。一番最初のコーナーは最後の審判でここでは定期的に館全体の見どころの案内が行われていた。この方がプロの話し方をする方なのでここで聞けると膨大な量の作品に対して前向きに迎えるようになる。
この施設はじっくり見るといくら時間があっても足りないので良かった見方を紹介する。基本的に雑に消費できること、大きさを楽しむことが面白いと思って見てまわる。そうするとタイトルと絵、気になるものの解説文を読むだけで済むのでなんとか疲れが楽しさを上回る前に見終わることが出来た。一生分の受胎告知を見た気がするし途中作品よりも点字説明の特殊さに気を取られてふらふらしていたがそれもまた一興だろう。絵に関する点字で人の数に注目するのはさすがとしか言いようがない。
どうしても陶板のつなぎ目は気になるので美術が好きな方もそうでない方も楽しみ方のひとつとして本物の大きさを味わいに行ってほしい。
うずしお汽船
鳴門に来たからにはどうしても見たい乗りたい!ということでうずしお汽船に課金をした。乗船時間は普通のクルーズに比べ短いが渦潮の場所は波が荒く注視するので酔いを考えるとこれくらいでないと難しいかもしれないと感じた。
肝心の渦潮は発生確率中となっていたがしっかり巻いており至近距離から拝むことができた。普通の海の部分と渦潮は色が異なるので分かりやすいし真横を通るのでシャッターチャンスが多く楽しい。距離も船が触れているのではないかと思うほどの至近距離を通りガンガンに揺れるので一種のアトラクションなのだろう。
5日目
最終日はサンライズでの帰宅の関係上日中の時間が余ったのでせっかくなら瀬戸内を堪能しようと思い、まだ手に入れていない御船印を回収することにした。
国際両備フェリー
まずは高松から池田港まで乗る、といってもやることはないのでフェリーでうどんを食べることに。1番好きなきつねうどんはもちもちつるつるでとても美味しかった。なにより朝早い便でも提供していることで朝食代わりにできることが有難い。うどんはトッピングの選択肢が多いのでそこも楽しみのひとつである。
ジャンボフェリー
フェリーに乗ることがメインなのですぐに港を移動しジャンボフェリーに乗る。国際両備フェリーとは同じ値段なのだが新しい船に当たったので大きいし綺麗でフェリー初心者にとてもおすすめだった。
ここは売店がとても充実しておりグッズも食べ物も楽しみが多い。特にグッズは描き手の方のTwitterをフォローしているのでいつも以上に惹かれてしまった。またしても乗るだけというのは少しつまらないので今回も食べ物に課金。こちらはうどんの販売をこの航路で行っていないのでジェラートを選択。ミルクチョコレートは生チョコを食べているかのようなトロトロ濃厚さがあり、ソルティココアクッキーは塩とバニラの組み合わせが最強だった。船価格ではあるがハマる人がいるのもとても分かる美味しさなので是非食べてほしい。
雌雄島海運
こちらは券売所が出港30分前にならないと開かない地元の人向けのフェリーである。こちらも今回乗った船は新しかったので乗りやすくはあった。早めに乗ったおかげでソファ席を確保できたので寝て起きたらあっという間に男木島。移動手段としての側面が強いフェリーだと感じた。
男木島
猫島という猫が道端でにゃんごろしていることで有名な男木島。今回はまず猫が集まっているらしい夕陽と猫の家というカフェへ。中に入ると無人販売の時間だったらしく食べ物の販売はしていなかったのでお金はポストカードを買うことで落とす。ここではチュールやカリカリも売っており餌付けができる。ここの子達は人馴れしているし撫でさせてくれるのがとてもかわいい。避妊手術を行った証である桜耳なのも安心ポイントである。
ご飯を食べ損ねてふらふら歩いていると男木人というご飯屋さんにたどり着いた。オムポークカレーを頼むと乗りきらなかったのか別皿でカレーがついてきて、空きっ腹に最高すぎるスパイスを外の席で入れると普段は得ることのできない幸福があった。食べ終わったタイミングで店主さんと話すと主に糞害の影響であまりよく思ってない人が多いこと、一時期病気でかなり数が減り今も避妊手術をしているのでこれからは減る一方だという話を聞くことができた。この日はあまり現地の方と話す機会がなかったのでここでお話できたのはとても嬉しかった。
おわりに
秋寄りの季節に最適な高級な散歩という言葉が良く似合う旅行であった。今回訪れた場所はどこも何回行っても楽しめる場所であると感じたのでなんとか時間を捻出して社会人になっても行きたい。