「うつ病=弱い」論争を今日で終わらせる。
本日、うつ病人は強いor弱い論争に終止符を打つつもりでいます。
弱くてダメ人間って自分のこと思ってるうつ病マン、全員集合です。
うつヌケハック担当者、株式会社イメジンの日野成美です。
前回の記事はこちら💁♂️
業務連絡でっす‼️
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みなさんいつもありがとうございます、愛してますよ!!
さて、うつ病マンのメンタルゲージをゴリゴリ削る、とっても無邪気でコワイ健康マンたちの言い分。
「うつ病はなまけ」「働かざるもの食うべからず」はうつヌケ経験者として過去に論破したので、今日はコレを何とかしようと思います。
「うつ病の人は心が弱い説」。
ああ?今何つった??
んもう、あーたそれだからモテないのよ!とイヤミの1つもかましたくなりますが、相手が同じようにお客様からクレーム受けてもケロッとしてると「あれ、やっぱ自分弱い子なんかな…」ってグラつきますよね。
でも一方で、notうつ病の健康マンたちにはない「何か」があるのでは。という誇りみたいなものも、毎日もがくうつ病マンにはあると思います。
うつの人は強い・弱い論争に終止符を打つ!今日はそんなおはなしです。
強い=GOOD、ではない!!!
まず、強い・弱いの定義について整理しましょう。話はそれからだ。
人間の強さ弱さが言及される時というのはだいたい、大きなストレスがかかる環境・状況でそこに長時間滞在・対処し続けているかどうか?です。
正確には「健康なコンディションのまま、高ストレス負荷に耐えられている」のが、世間一般でいう《強い》。
筋肉ムキムキに鍛えたバットマンが、闇の勢力との闘いの中で車にひかれたりしても立ち上がったり、
下弦の鬼との闘いでズタボロなのに、煉獄さん助けるために腹刺されたにも関わらず刀の投擲攻撃をしちゃう炭治郎とか、あのへんです。言っておきますが、日野の今期の推しアニメは鬼滅ではなく「平家物語」がダントツ1位です。もののあはれを愛する全人類ぜひみましょう。
ま、つまり一般論として「強い=耐久性がある、タフである」ということ。
どんなことがあっても変わることなく、ハイレベルなコンディションを保てる人が《強い》と言われがちです。
多くの場合、「回復力が高い・情報感度が繊細・危機回避能力がある・思考が綿密」は【弱い】と判断されます。
だって危険はヤバいから避けるし、きつかったらやめるから。耐えぬく力よりも大事にしているものがあるので、あえてそっちのコースをとるのです。
ゲッターロボのパイロットたちのように、危険があっても血走った笑顔で敵につっこんでいくようなのが《強い》。
エヴァのシンジくんは【弱い】。
で、うつ病マンはシンジくん側の人間だと認識されがち、と。
ささいなことを深く感じすぎ、すぐに落ち込んでしまう。あっというまに「立て!立つんだジョー!!!」と耳元でとっつぁんの声が聞こえても真っ白に燃え尽きてる、そんな貧弱な体力。
耐久性という点でいうと、うつ病マンはたしかにその点、【弱い】というのは当たっています。
うつ病マンは、回復力が鬼強い
いや……ちょっと待とうか。
たしかにうつ病の人の多くは、耐久力ありません。
だってその前段階で地獄をくぐってきて、脳疲労と自律神経がズタボロだから。むしろケアをしてくれそれからにしてくれ。
うつ病マンの脳疲労は、健康マンの想像の域を超えるレベルです。疲れ果ててる人間が耐久性ないのは、あたりまえ。
しかし私は知っている!
うつ病マンたちは、日内変動・起床覚醒後の絶望感・だるさ眠気・自傷衝動・自罰衝動……
毎日毎分、なにかの「落ち込み」から、ずっとずっと回復しつづけています。
うつ病マンにあって健康マンにないもの、それは回復力だ!
たしかにちょっとした一言を深く読み込みすぎて地球の裏までいっちゃうし、判断が早すぎて適切な行動ができないところはあるし、
でも回復し続けている!!すごいんだぞー!!!
(耐久力が)強い人には、生きていく上で課題もあります。
強い人はきつくてもガマンできちゃうから、問題を見つけだす能力が、弱い人よりどーしても劣るのです。
「うつ病の人はメンタル弱くて大変」て言っちゃうことが、耐久力・維持力が弱ってる人にとってどれだけえらいこっちゃかも、強い人にはわかりません。そもそも自分が凹まないから。
だが心の回復力という点では、うつ病マンは鬼強い!!!
落ち込んでは上がり、また沈んではのぼってゆく。それがどれだけエネルギーと知力を必要とするか、私は知っているつもりです。
あと高確率で心がやさしい!うつ病マンはみんな他人の気持ちを考えて生きてる!
うつ病の人は病気なので、その回復力で上がり切きる天井が、基準値よりも低いってだけです。
うつヌケは、回復力の天井をどんどん上げていくためのセルフケア・アクションです。
自分の限界を越えながら、自分をたいせつにする方法を体で覚えていく。
だからあなたに、自分の感覚を信じてほしいんですってばよ。
強い・弱いは人生をよく生きるのに、そこまで重要ではないのです
ただね、「心が弱い(耐久性にとぼしい)」みたいなことを言われても、そこまで落ちこむ必要ないんじゃないかなって思ったりもするんですわ。
だって、《強い=いいこと》、【弱い=悪いこと、直すべきこと】じゃ、ないんですもん。
肝心なのは、その状況に対して適切かどうかです。
ゲッターロボのパイロットも、エヴァのパイロットたちも、なんだかんだやってることは同じ!
ロボを駆使して殴り合ってボコって、世界を救うと思いきやそんなオチ!
昭和の少年にウケたのは脳みそ筋肉のゲッターロボだけど、平成のモラトリアムに全方位を魅了したのは間違いなくエヴァのシンジくんの弱さ。
強くても、弱くても、人から愛される。
別に強くても弱くても、どっちだって構わない。
うつ病とひとくくりにしても、そもそも回復力どころか回復を拒否ってる人もいます。
心がほがらかなのに、体が動かなくて、うつが悪化してる人もいる。
自分を弱めることでやっといきのびられる、そんな環境で生活してる人もたくさんたくさんいます。
うつ病になってやっと、幸せや安全や人権を手にした。
過去の私も含め、そんな人がこの国にどれだけ大勢いることか。
でも覚えていてほしい。
うつ病のあなたにあって、他にないもの。それは回復力と回復の場数です。
それは人生を生きる上での、宝です。
健康マンにはぜったいに手にできないものです。
「治りたい」と腹の底から思えたときに、その回復力がかならずチカラになってくれます。あなたを助けます。
悩んで、後悔して、おちこんで、耐久性ゼロだっていい。
その弱さを大切にしてほしいと、うつヌケハックでは願っています。
【結論】うつの人は耐久力がとぼしいため、たしかに弱い。でも回復力は強い。今、人生を安全に生きるためにおいて必要なだけ、うつ病マンも強い。
次回、みゃーはむ特別回が更新だよ!お楽しみに✨
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