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01.だから僕は、一年間の育休を選んだ。~前編~


お久しぶりです。一年間の育休取得中の
小学校教員、ダイスと申します。

今回、そして次回の記事では、
男性である僕が、
育休をとろうと決断した4つ理由
を紹介していきます。
今回は前編ということで、
そのうちの2つをご紹介します。

前記事の内容と絡んでくることが多いです。
まだ読まれていないという方がいらっしゃいましたら、
そちらを読んでいただいた後の方が、
内容がわかりやすいかと思います!
よろしければ…↓↓↓


それでは、本題に移っていきます…!


ダイスが育休を選んだ理由~前編~


「感動!」を「超感動‼︎」にしたかった

僕が男性育休に興味をもったきっかけの
一つに、「先輩育休パパ先生との出会い」
があります。前記事で紹介させて
いただいた、2名の先生です。

お二人の育休に関するお話を聴く機会があったのですが、どちらの先生も
「我が子の成長を直近で見守れることが、育休を取る最大の素晴らしさ」
であることをお話していました。

職場にいる時間って、決して短くないですよね。
当然の話ですが、働きに出ていると、
その分我が子と一緒に過ごす時間が減ります。
我が子と離れている、決して短くない時間…。
その間に子供は、色々なことを吸収し、
出来ることを増やしていきます。

仕事から帰ったパパが、ママから
「ねぇ!この子今日、〇〇が出来たのよ!」
と報告を受けることはよくある話。
当然パパは、その報告を喜ぶわけです。

ただもし、
パパがその場にいることが出来たとしたら…

◯その喜びは、もっと大きくなる。
◯その喜びを、その場でママと共有できる。
◯ママ、パパ2人に褒められて、子供ちゃんも
 うれしさ倍増。

良いことづくし!!!

あとになってママから、成長の報告を受けるだけでも感動的なのに、リアルタイムでその姿を見守ることができたら…感動通り越して超感動的です。
先輩パパのお二人のお話を聴いて、僕もその「超感動‼︎」を味わってみたくなったわけです。

〇〇〇に寄り添える先生になりたかった

教師にとって大切なスキルの一つに、
「人間関係形成能力」があると私は考えています。
対子供、対同僚、対地域、そして、対保護者。
この中でも「対保護者」について、
他とは違う緊張感を抱く教員は少なく
ないと思います。

私もその1人。育休前、面談などで
保護者の方とお話をする機会がある場合は、
その方のお子さんの実態を事前に
データとしてまとめておき、その実態に即した
賞賛やアドバイスの言葉を投げかける
ようにしてきました。しっかり準備!

……のはずなのですが、
面談の最中、保護者の方に言葉を投げかけ
ながら、よく考えていたことがあります。
それは……

子育てのリアルを知らない自分が、こんな偉そうに話していいのか??

です。

もちろん、教員としての数多くの子どもと関わってきたからこそ、
保護者の方に届けられた言葉はたくさん
あったと思います。

ただ……うーん、なんていうか………
自分の投げかける言葉や相手への反応が、
保護者のリアルと重ならない。
どこか他人事のようだ。
と思うことがよくあったんですよね。


保「先生、この子、家だと〇〇で困ってます…」
僕「あらら!それは親の身としては
  困っちゃいますよねぇ😅
  学校では〇〇するとやる気スイッチが入る
  ので、家でも□□を準備して、△△してみ
  ても良いかもしれませんね…!」


“それは親の身としては困っちゃいますよねぇ😅”
親としての困り感、まだ抱いたことがない僕。
共感したいけど、どこか他人事。

“家でも〜〜〜〜〜〜してみても良いかも…!”
学校と家での“子供の変容っぷり”を知らない僕。
これもどこか他人事。

保護者の方に共感したい、寄り添いたい、
という思いはあるし、言葉も選んでいる
つもりですが、どこか他人事のように
なってしまう。そう感じていました。

そこで登場!先輩育休パパ先生!

お二方のうち、お一方のパパ先生のお話の中には、現場復帰された後の話もありました。
この先生、お子さんが
たくさんいらっしゃるのですが、
何人目かのお子さんが生まれたタイミングで、
パートナーは職場に復帰。ご自身が一年間の
育休を取るという選択をされたそうです。
その先生が、こんなことを話されていました。


「お恥ずかしい話、育休を経験して、ようやく子育ての本当の大変さが分かった。子供の成長に対する感動の大きさと同じ…いや、それ以上の大変さが。その経験のおかげで、現場復帰後は保護者の方に寄り添えているように感じる。」

自分の子と真正面から向き合い、育児に関して試行錯誤することが、自分の幸せだけでなく、仕事で関わる保護者の方にも良い影響を与えてくれる…そう感じました。
教員として感じていた自分の悩みとダイレクトに繋がるお話が、「育休取得」へ歩む僕の背中を押してくれたというわけです。


前編を書き終えて

ここまで読んでくださった皆様、
ありがとうございました。

前編を書いていて、少し思った……
というか、自分が肝に銘じなければなと
思ったことがあります。それは、

育休取得≠子育て

ということ。

先ほど登場した、たくさんのお子さんがいる
パパ先生。育休期間は終わっていますが、
今だって子育ての真っ最中です。

そして、私。
育休期間の三分の一が終わりました。でも、
子育てはまだまだまだまだ続いていきます。

育休を取得した人が、子育てと向き合えているのではない。
育休取得を、今後の子育ての確固たる土台にできる人が、子育てと向き合えている。

ということを、忘れないようにしようと感じました。


次回は、ダイスが育休を選んだ理由~後編~です。
もっと短く、わかりやすく書けるように
がんばります!!!

それではまた!👋👶


ダイス🎲

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