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お金持ちにはなりたくない
こんなことを言えてしまうのは、今、私が衣食住をする中でお金に困ることなく生活できているからだという前提がある。
お金はあるに越したことはないというし、お金があると気持ちの余裕が生まれるとかも聞いたりする。確かに、ほんとうに経済的に余裕がない時って、精神的にも追い込まれてしまうこともあるから、来月の寝る場所とご飯のためのお金くらいは確保しておきたい。
お金があると、欲しいと思った時にそれが買えたり、行きたい場所にも行けたりする。お金を払うことは時間や経験を買う行為だと思う。お金がないことで、その目的の機会を諦めなくてはいけなかったり、目的には到達できるとしても、それまでに膨大の時間や労力がかかったりする。
生きていく中で、お金がある場合には、その場合にしか見られない景色がある訳で、ない場合にはない場合にしか見られない景色がある。だから、どちらがいい、とかではないと思う。ただ、お金があれば、誰かを救ったりすることもできるし、世の中を変えるような、他者を幸せにすることができるのかもしれない。お金がなくても他者を幸せにできるが、その影響力の差は大きいだろう。
お金の話を散々してきたが、お金によってできること、できないことの話をしたかった訳ではない。お金を持つ持たないに関係なく、生きていく中で大事なのは、「あり方」だと思う。「自分のあり方」を見失わないこと。自分はこんなにすごいんだと見栄を張ったり、人への態度を変えてみたり。そういう意味では、お金をたくさん持たない方が、「あり方」はそのままであれそうな気がして、いいなと私は思ってしまう。目の前の人が、自分から離れていく。それも、全く、自覚のないままに。そういうのって、悲しい。当然のことなのかもしれないけれど。自分のこれまでの「あり方」を変えずに、新しい世界に入っていくことって、むずかしいんだろうか。今、大事だと思う人を、この先もずっと大事に思える心が、この先もあり続けていて欲しい。