はじめての感動とカタルシス
最近一番嬉しかったことといえばダントツでこれだ🏀
もう準々決勝から泣いてた(いや泣くよこれは!!!)。なにこの漫画より漫画らしい展開。。
「東京オリンピックの決勝でアメリカと対戦し、金メダルを獲る」ずっとトムHCと選手たちが言い続けてきた言葉。最初はすげぇビッグマウスだなぁと思いつつも、リオの日本xアメリカ戦を観ていたらその可能性を信じずにはいられなかった。
僕は決勝戦の光景をずっと妄想してきたファンのひとりだ。
いや、、本当にこんな光景を見せてくれるなんて…金メダルじゃなくても充分すぎるくらいだ。日本の、しかも女子のバスケットボールがやっと報われた瞬間だった。勝手に僕も一緒に報われた気分だし、日本のバスケファンも報われたと思う。
僕が今まで体験したことのない種類の嬉しさとカタルシスだった。金だったらさらに頭おかしくなってたかも… 笑 伏線張っていた期間が長かった(5年)だけに、回収された今もまだ感動が続いている。
この感動はどこから来るのか考えてみた。
・自分が女子のバスケ漫画を描いているからとか一切関係なく、中学3年生の時に吉田亜沙美選手に衝撃を受けて以来、ずっと女子のほうに思い入れがあった(カウントするなら15年以上)。
・バスケ女子日本代表はずっと前からアジアカップで優勝するなど結果を残し続けていたにも関わらず、一向にスポットが当たらない存在だった。
・Wリーグの試合も面白いのにBリーグばかりに注目が偏っていた。空いている観客席を見て切ない気持ちになっていた。
┗つまり女子のバスケ選手たちが正当に評価されていないことに、もどかしさと勿体無さをずっと感じていた
・代表選手たちの中には高校時代から知っているメンバーも多数。すべての試合を見てきたわけではないが、成長の過程をある程度知っている
・東京オリンピックに出たいけど出られなかった歴代の選手たちの事情も知っている
・長年推している対象がバスケ選手くらいしか居ないので、「推したちが宣言した大きな夢を一緒に思い描く」▶︎「数年後ガチで夢の舞台に立つ姿を見せてくれた」を生まれてはじめて経験した
理由いっぱいありすぎるな。
とにかく自分が応援してきた、もっと評価されるべき人たちがちゃんと報われた瞬間を生まれてはじめて見たわけで…なんだか人生観が変わるくらいに良いものを見た感がすごいのだ。人の夢を叶えていく過程を見せてもらったというか。
勝手ながら選手たちやトムHCの姿に色々学ばせていただいた。
・夢を口にし続ける強さ
・自分たちを信じきる強さ
(その裏に膨大な練習量あってこそ)
・自分たちの特性に合った戦法を作り上げ、磨くこと
スポーツでなくともこれは何かを叶えるために必須な要素。僕はクリエイティブ分野の人間だけど、そのまま自分にも活かせることだなと思った。とくに3つめは最近とても注視していること。
あとは何よりチームの雰囲気がこれでもかというくらい良かった!これは髙田キャプテンの人望によるところがかなり大きいと思うし、鬼コーチと言われつつも選手たちから信頼を集めるトムHCの選手への愛の大きさがベースにあってこそ。
(INSIDE AKATSUKIめちゃくちゃ面白いので全部観てほしい 笑)
そして町田選手の飛躍も僕にとってはスーパーカタルシスだった。
る、るいちゃん…!!?18アシスト!!オリンピックレコード!!めちゃくちゃ僕の地元(旭川)の子で、札幌山の手高校に入る前から知っていた存在だっただけに、これまた長年のカタルシスがすごかった。こんな偉大な存在になられるとは。
元からアシストと鋭いドライブが強みの選手ではあったのだが、日本代表ではずっと2番手的な立ち位置に居ただけに、ようやくスポットが当たる日が来たか…と感動。。一気に世界のRUIになってしまった。
(余談だがBREAK THE BORDERの主人公・青のプレースタイルはけっこうるいちゃんのプレーを参考にさせてもらってるんです)
日本代表の選手の皆さん本当にお疲れ様でした。経験したことないような感動をありがとう。僕もまた自分なりの形で、人気を後押ししていきたい。
とても個人的な話だけど、
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