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来たー。越境ワークス。SKY-HI&高橋海人、そしてXGの新曲「IYKYK」 (m-flo: 「prism」サンプリング)MVリリース!!
はいはいはいはい!SKY-HI、ついに、やらかしました(もちろんいい意味で)!清々しいほどの越境プログラム。
ご存じ、BE:FIRSTのSOTAとKing&Princeの高橋海人くんは、キッズダンサーのころからのお友達。今年はこのことが「あの頃から わたしたちは」という番組で紹介され、それまでは雑誌などでは、二人が子供のころの知り合いだと名前が出ていましたが、民放でその二人が共演し、キッズのころの話をするとは、双方のファンからするとこんな素敵な番組はありませんでしたね。
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そのあとも、この番組をきっかけに、King&PrinceとBE:FIRST、海人くんとSOTAのダンスコラボなど、一緒に音楽番組で見かけることが多くなることがなり、個人的には、ダンスがめっちゃ上手な二人が踊ると、ぶちあがるし、何より、海人くんがすごく明るくなったように思うんですよね。
さてさて、それをさらに強固な形にしたのが、まさかのSKY-HI作詞作曲の海人くんの、ソロ曲「POPSTAR in the KINGDOM」12月にシングルを出すという。業界がぶっ飛ぶ話が起きました。
YouTubeではさっそく、レコーディング風景を見ることができ、SKY-HIのプロデュース力でみるみるいい感じに海人くんがなっていくのを見ると、プロデューサーの力って、アーティストの持つ最大限の魅力を引き出す、すごい神のような存在なんだなとあらためてワクワクしますね。
まあ、SKY-HIの超える、越える、事務所の壁。周囲のあれやこれをすっ飛ばして、音楽フォーカス、ダンスフォーカス、"Be Yourself"の精神でここまでやらかして、煮え切らないエンタメ業界をバッサリ答えを淡々と出してきたということろでしょうか!いいね!
来年は、D.U.N.Kで海人くんが参加するんじゃないですかー???
さてさて、XGも攻めてますね。攻めてるというのはスタンスです。
私には、韓国ベースでも、ただ欧米の活動にシフトするステップにしか見えてなかったので、仕込みはもっと前だったはずですが、サイモンの中には、『WOKE UP-REMIXX』、『IYKYK』(m-floサンプリング)こういうスタイルでの、(私の考えたやつです→)"XG meets Asian artists" を最初からシナリオに入れていたのか?最近、目につく、ちょいちょい日本絡み、日本を想起させるもの、いや完全「渋谷」を入れてくる。
日本はアメリカに次いで2番目の音楽市場。なんだかんだと韓国のアイドルグループも、欧米の壁が高ければ高いほど、隣の外国、日本での市場獲得は死守マストですよね。だから、ちょっとぶっ飛びすぎてきたXGがあえて、日本の象徴的な何かをMVに入れてくることをやってきてる、今回の『IYKYK』には、もう、ふすまや畳、瞬間に映る、日本語のカット、アバターみたいなお人形。日本のサブカルっぽさみたいなものも放り込んできた。「さよなら」も歌詞に入ってた。って実際何したいの?正直、欧米対応だけでお願いしたい。もうレベチだから、日本の市場は少し待ってほしい、が本音。
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『WOKE UP』はJurinのVerseでは、日本のJKのいでたちで、"TOKYO"
と耳に来て、視覚的にもJKだと、こんなラップをしているなんて想像つかないけど、実際には、その「JKがラップする東京で」みたいな視覚的インプレッションとVerseのGapはXGの一つのKeyにはなっていると思う。
この場合は、シボレーという車から、スカート(これは車のスカートと掛けている)、そしてドリフト(これも車の運転の仕方)ひっかけてるVerse、このあたりのセンスは通りいっぺんでは理解できないし、私も全然わからなかった。
Bring that bounce like 64
64(1964年製のシボレー・インパラ)みたいに跳ねて
Find me in Tokyo rappin' in a skirt
東京でスカートを履いてラップしている私を見つけて
Are you catchin' my drift tho
私の言いたいことがわかる?
前回の『SOMETHING AIN'T RIGHT』はCGで「渋谷」で踊るメンバー、コンビニが出てきたり、オフィスシーンで踊るシーン、”SOMETHING AIN'T RIGHT”はXGそのものだったけど(笑)、それも狙いだろう。
そう、明らかに私の理解する限りは『WOKE UP』『SOMETHING AIN'T RIGHT』『IYKYK』は、日本やアジアを想起させる、いや、日本まんまの要素を増やしてきている。それって、XGは、例えば、今年の紅白出場は当確だと私は思っているので、その時にNHKに「日本語で歌う」ことをお願いされたら、やるだろうか?しかしもし日本語で歌うなら、まず”ぶちあがる”、つまり絶大な日本のファンダムを拡大できる可能性を秘めてるし、一時的にでも「日本を軸に活動」すれば、露出が増えて、彼女たちがどう育てられてきたのか(XGのオーディションドキュメンタリー)その軌跡を知ることで、「共感する人」が一気に増えるという、XGというグループは、どうやっても負け筋が見えない戦略と仕掛けがたくさんある。国籍を理由にするのは個人的に控えたいのだが、島国ニッポン、なんだかんだと世界に向けて頑張るスーパーガールズに共感を持った時、彼女たちが日本の市場を確実につかむことも必然。だから、XGは日本市場を本気に取りにくるとするならば、いとも簡単なことだと思うし、日本でしっかり土壌を築き上げてきたグループはその時どうなっているのだろう。
話を、新曲に戻すと、今回は、BE:FIRSTのプレデビュー曲で楽曲提供した☆Taku TakahashiさんとラッパーのVERBALさんとのユニットm-floの初アルバム 2001年『EXPO EXPO』からシングルリリースした『prism』をサンプリングしてできた楽曲『IYKYK』。この2001年のm-floが、今の時代によみがえってきた。めっちゃ、いい感じのご機嫌の一曲『IYKYK』《IF YOU KNOW YOU KNOW(わかる人にはわかる)》ですね。懐かしさと共に、一気にm-flo-ishなXGモードに。『prism』は2017年にm-floに復帰したLISAさんが当時ユニットメンバーとして歌っており、その辺もなんだかエモいですね。LISAさん(2002年にm-flo脱退)が15年ぶりに2017年にm-floとして復帰されています。
少し話は逸れますが、私は今もなお新しい、m-floの名盤、サブスクの今もどんなことがあっても絶対手放したくないCDに2003年のセカンドアルバム『Astromantic』があります。今、聴いてもかっこいいし、その当時、いや今も先頭走っているアーティストとのコラボ曲が魅力的。そんな経緯もあって、BE:FIRSTの『Shining One』が☆Taku Takahashiさんと知ったときは、本当、感激だったな。
ちょっとここでいったん整理。
BE:FIRSTは☆Taku Takahashiさん、XGはVERBALさん、キンプリ 海人くんはSKI-HIと、いろいろ混ざってきましたね。先日記事にも書きましたが、MONJOEさんに至っては、SKY-HIも含めBMSGアーティストのプロデューサー、またはSKY-HIと一緒にサポートメンバーとして入って、そこからNumber_iの例の3大ヒット曲を生み出す存在へ。
なんだかんだと一周めぐると、バラエティやドラマで人気を得て、それをグループにアーティストとして還元できにくい体質があったように思うエンタメ業界。その個人は売れてグループの認知度は上がっても、売れる分野で売れればいいという会社のマネージメントなんですかね?まあ明らかにSTARTOには、グループより俳優のほうが向いているメンバーもたくさんいるので、そういう意味では、事務所とその個人の利害関係があっていれば、グループの知名度が上がれば、ちょっと失礼ですが、歌唱やダンスは、及第点以上が出ていれば、メンバーの人気で倍々ゲームになるわけで。
それが、そういうものを取っ払って、音楽一本で、という仕切りで見たときには、ドラマやバラエティに出て名が知れていようと、歌唱、ラップ、音源以上の生歌、パフォーマンスがすべてになる。
それは、シンプルだけど、そのグループを評価する上で、最も公平な判断材料となりますね。ダンスも同様。言語を超えて、相手(ファンや聴き手)に何か、例えば思いを渡す、相手を引き付ける、魅了するという職業の性質から、音楽・ダンスに誠実であること。一切の逃げ道を作らず、最高を届けること。
誰が誰をプロデュースしても楽曲提供しても、ダンスのコレオを提供してもある意味、そこには何万通りの組み合わせがあるわけだし、そのチョイス一つ一つ、またグループのありたい姿が明確でなければ、そのチョイスすら間違える。
実にシンプルだけど、今までの私の感覚で言うと、えー同じプロデューサーで、BE:FIRSTの楽曲も素敵だけど、Number_iの楽曲もすごいし、これどうやって受け止めたらいいの?みたいな混乱が多少あり。本来、アーティストは自分たちを一番最高に輝かせてくれるプロデューサーと二人三脚で、そのアーティストが未熟でさまよっているのであれば、プロデューサーがもっと大きな存在になる。アーティストの在り方、また経験値から、自分たちの最高を見せることが出来るその一つ一つのファクターを選ぶ側にも、または、選んでもらう側にも、いやそれ以前に選ぶ選択肢すらない場合もあるのであろう。ソロやバンドで活躍しているアーティストの方とは発想が逆だと思うのだが、やっぱりグループ活動となると、グループの人格があって、それを総括するチーム力、さらにそれを昇華させるのがプロデューサーなのだろうと思う。
もちろん、音楽プロデュースや楽曲提供なんて、昔から当たり前にいろいろな組み合わせがあったし、特別なことはない、ということでしょうが、ことこの注目のBE:FIRST、Number_i、そしてXGについては、仕掛けてくるものが3者えぐいし、だれが先にやるかで、韓国の人気グループの動向も視野に入れて、タイミングも何もかも計画をしっかり立てないと、「同じようなUKがラージの楽曲が今欲しいと考えて取り掛かってるけど、先にやられた―」なんて最高の出来でも、最大の効果は得られない。ということで、なんと、推し活2年そこそこの私が「だれが」、「どのように」、この楽曲に関わったのかクレジットをすぐ確認する癖がついてしまった。慣れてくると、クレジットを見ないでも、あ、このコレオあの人だなとか、このテイストはあのプロデューサー、編曲者かなとあたりが付くようになる。
それにしても、我らがSKY-HIの日本の音楽業界、エンタメを盛り上げたいと、BMSG会社設立時代からずっと言い続けていたことが、海人君とやってしまうんですから、あっぱれですね。
そろそろ、SKY-HIとサイモンの対談をラジオか雑誌で聴きたい、見たいですよね。いま起きてる「アジア最前線のエンタメ事情」。
BE:FIRST、Number_i、そしてXG、この3つのグループは、アプローチが違っても、停滞していた20年くらい日本の音楽業界を激震させ再生させる存在感だと思っている。海外へのリーチを最初からメインにトレーニングして育てられているグループだけに、いろいろ被るんですよね。コラボのスタイル、アチズとビーファーのグループコラボ『Hush-Hush』、XG『WOKE UP-REMIXX』、それぞれのヒット作品、『Masterplan』『GOAT』『WOKE UP』など、和やアジアを感じるテーストを持ってきたり、時期も被りがち。
ごちゃまぜ越境も、この3組が一つのステージでしのぎを削り始めるシーンが出来たら、セーフティゾーンを作らない、常に誰かトップを走っているのか、切磋琢磨、研鑽を積み続けてなお生き残る、そんなある意味ポジティブな過酷さが日本で展開されたら、わざわざ海外市場に打って出なくても、海外から日本の音楽市場に来るんじゃないですかね。あるいは、来てください見たいな、引き寄せたいと思うアーティストが今のJ-POPの中にもいるのに、そこにグループとなるとK-POPとは全然魅力が違うパフォーマンスや楽曲に実は新しさを覚えて、推し引きのゲームのパラダイムシフトもゼロではないと思うんですよね。ここ最近。海外ツアーって本当に儲かるんですかね?今円安だから、外国の方が日本の観光ついでにコンサートに来てもらうのが一番、儲かると思うけど。
いずれにしても、個性と実力を兼ね備えたホンモノたちが本当の意味で緊張感のある環境の中で、しのぎを削ることが音楽業界全体のレベルを引き上げるのだろうと思う。これ、まんま、SKY-HIの受け売りだな(笑)
本気で、日本の音楽業界ぶっ壊して、再生してやると腹くくっているのは、SKY-HIだけだろうと思うし、彼なら、しらーっとやってしまう日もそんな遠くないだろう。
10月12日(土)、埼玉アリーナで行われる韓国の音楽番組「人気歌謡」のDay1に、BE:FIRSTはお招きいただいており、そこにはATEEZさんもいらっしゃり、今度こそはBESTINY悲願の『Hush-Hush』の生パフォーマンスが見られそうですね、きっと。その日はNCT127さんも出演で、RYOKIが尊敬しているYUTAくんやSOTAのダンスを好きでいてくれるJUNGWOOくんもいてくれる。
なので、きっと日韓の素敵なつながりが見られると信じてる!!BESTYレポをXで楽しみにしてます。
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