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減らせ!夏休み

☆:「…今日は思い切ったタイトルを付けたねぇ。」

★:「けど、私は良い考えだと思うぞ。」

☆:「子ども達からブーイングの嵐だぞ。我々だって約40日間の休みに心ときめかせていたじゃないか。」

★:「それはその通りだが、色々考えると夏休みの短縮ってメリットが一杯なんだよ。」

☆:「え?どんなメリットがあるの?」

1.授業時間が確保できる
★:「これは分かりやすいメリットだよね。社会の高度化と共に子ども達が学ぶべき事柄は増えていて授業時間の確保に苦労しているし、学校の授業だけでは足らないからと塾通いも当たり前になっている。と考えれば休みを削って授業時間を確保するのはアリでしょう。」

☆:「う、う~む。」

2.共働き家庭の負担が減る

★:「それに共働き家庭では、夏休み中、子どものお昼ご飯をどうするのか(給食は大きいぞby奥様)、夏の間だけ学童保育へ通わすのか、親が休んで家に居るのかなど悩みは尽きないし、レジャーに出かけるにしても親は土日とお盆期間中しか休みが無いから、平日にどこかへ連れて行くことも出来ないしね。」

☆:「た、確かに…。」

3.先生の負担が減る
★:「学校側から見ても、先生は日々の授業の準備だけを行えば良く、わざわざ“夏休みのための宿題”を作らなくても良いし、採点も不要だよね。平常運転ならば「日直業務」は確実に無くなるし、「研究大会」や「講習会」だって、一般企業なら普通の業務をこなしながらやってるわけなので、行う内容とやり方を整理すれば出来なくは無いと思うのだが。」

☆:「な、なるほど。」

★:「このように考えれば、良いことずくめに思えるぞ。夏の暑さや冬の寒さに対しても、教室にエアコンが設置されつつあるし、「前例が無い」っていう意見に対しても、コロナ禍の時には休校になって授業が出来なかった分を、夏休みや冬休みを削って授業を行ったんだから出来るはずだよね…。」

☆:「だ、大胆だけど確かに実現出来そうな気がする…。子ども達よ、この考え方に対してどう思うのかな?聞いてみたいな。」

★:「あはは、大人のエゴ全開だもんね。」

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