ありがとう2020
人生で初めてひとりの年越しです。
チャンネルを変えられることもなく、最適音量でのんびり紅白見てます。
今まで頑なに実家で過ごしていたのは何だったんだろう。
一度くらい徳島で年越しすればよかったな、なーんて。
気付いたら終わりを迎える2020年。
なんだったんでしょうか、本当に。
今年ひたすら考えたこと。
それは
何を話せばいいのか。
何を伝えればいいのか。
感染拡大防止、街の元気、伝統の途切れ…
何を口に出しても、二枚舌になってしまうことへの怖さ。
ローカル情報番組に求められるものと、こんなに真剣に考えたのは初めてでした。
そんな中で、向き合わなくてはと思ったのが、休校で時間を持て余した子どもたち。
とはいえ、SCHOOL OF LOCK!のような10代と真剣に向き合う言葉は持ち合わせておらず、付け焼き刃で用意する不誠実さは自分で許せなくて。
だから「ラジオは遊び場、自分はそこの管理人」という、気軽にみんなで楽しめる番組を作ろうという想いで始めた【鹿児島を元気にするラジオ!!!!!】
山本シュウさん、グランジ遠山さん、wacciはしぐち兄やん、ZAQちゃんに協力してもらった、3月と5月のオールリクエスト特番。
予想を超える小中高校生からの反響に、鹿児島の未来はもちろん、ラジオの未来を感じました。
もうひとつ印象的だったのは、9月の台風10号接近時に行った、55分の「そなえるラジオ」緊急生放送。
本来は収録番組の放送予定でしたが、特別警報級に発達するかもしれないと言われていたこの台風10号の、本土への接近が始まるタイミング。
最新情報をまとめて伝える生放送へと前々日に変更を発表しました。
今までも防災番組を担当し、もちろん生ワイド中に伝えることはありました。
でもこんなに「命を守る行動を」という想いと熱量を込めたのは、初めてだったかもしれません。
もちろん実力不足、構成で足りなかったこと、少人数ローカル局の対応の限界…なんだかなぁと思うこともたくさんありました。
でも、ひとりの伝え手として「笑いを求められることも多いけど、自分はちゃんと“アナウンサー”でいよう」という決意を新たにする日でした。
ピピピ兄さんとしては、全力で伝えて、全力でひねくれて、全力で寄り添って、全力で笑ってもらえるコメント考えて、全力でマラカス振って(笑)
とはいえ実は7月のSeaside stationを終え「なんかもう“ピピピ兄さん”をやりきったな」と感じたタイミングがありました。
それ以降、ちょっと肩の力を抜いて、頑張ってひねくれたり無理やりこじらせたコメントをせず(笑)「ピピピ兄さん」ではなく、「パーソナリティーの今末」として、番組をより楽しみながらお伝えできるようになりました。
ディレクターにも言わず、勝手に「ピピピ第2章」スタートさせる悪いパーソナリティーです←
てかまぁ、ここまでおおっぴらにする必要はないのだけれども(苦笑)
そんな感じで…(どんな感じで?)
今年もリスナーのあなたがいたから
応援してくださるあなたがいてくれたから
ラジオでおしゃべりできました!
本当にありがとうございました!
良いお年をお迎えください。
年明けにまたサクッと更新しまーす(笑)