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美味しいものの記憶

作りすぎた料理をご近所の人におすそ分け…というと典型的な田舎のイメージのように思えるけれど、実際ここまでだとは思わなかった。
もちろんこれは「普通の田舎暮らし」ではないわけだけれども、柿、漬物、新鮮なお刺身、ステーキなどなどと、次々と押し寄せてくる贈与の波に圧倒されている。

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基本的には日記ですが、たまに深いことを書いたり書かなかったりします。分量で著者の疲労度が測れます。

少し遠くに行ってみよう。人生が変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。あるいは変わったとしても、気づかないかもしれない。だから、何か…

昔々、あるところに読書ばかりしている若者がおりました。彼は自分の居場所の無さを嘆き、毎日のように家を出ては図書館に向かいます。そうして1日1日をやり過ごしているのです。 ある日、彼が座って読書している向かいに、一人の老人がやってきました。老人は彼の手にした本をチラッと見て、そのま