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丁寧に雑な暮らし

16時過ぎ、仕事が終わって宿舎に帰ってくるとまずシャワーを浴びる。同居人も大体同じ時刻に上がってくるのだが、そちらは先に洗濯をするようだ。
夕飯はおかずの支給があるので米さえ炊いておけばいいのだが、たまにジャガイモやらにんじんをなんとなく買ってしまい、それを消費するために野菜スープなり肉じゃがを作ったりする。今日はポトフを作ろうとしたが、キャベツやブロッコリーがなく、水も多かったのでほぼコンソメ野菜スープになった。ポトフとスープの境界線がよくわからない。

他人と暮らすのは久しぶりだと書いたけれど、いざ生活してみると、それほど新鮮な体験というわけでもなかった。

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基本的には日記ですが、たまに深いことを書いたり書かなかったりします。分量で著者の疲労度が測れます。

少し遠くに行ってみよう。人生が変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。あるいは変わったとしても、気づかないかもしれない。だから、何か…

昔々、あるところに読書ばかりしている若者がおりました。彼は自分の居場所の無さを嘆き、毎日のように家を出ては図書館に向かいます。そうして1日1日をやり過ごしているのです。 ある日、彼が座って読書している向かいに、一人の老人がやってきました。老人は彼の手にした本をチラッと見て、そのま