物理学: 液晶の物理学
液晶の物理学: 用語集
*Nematic phase
・分子の長軸方向が揃っているが、分子の重心位置には規則性が見られない相。
・ネマチックの意味は、ギリシャ語の糸に由来して、ネマチック液晶を顕微鏡でみると糸状の構造になるから、名付けられたらしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%B2%E6%99%B6
*オーダーパラメータ
・The order parameter for the nematic phase;
・Nematic phase を示す分子の例があるが、C5H11とCNの特性の違いで、分子の極性とかに違いはない?電気的にはどちらも同じ?分子の剛体的な振る舞いには影響しない?
*シュリーレン像(Schlieren texture)
Schlierenとは、ドイツ語で”むら”を表すらしい。
液晶には、場所によって屈折率にムラがあることで縞模様やモヤが見える。
*Smectic phase
・重心位置に1次元の周期性を持つ相のこと。
・Smecticは、元々ラテン語で、smecticusという石鹸を意味する言葉から来てるらしい。
・Nematic相より低温の領域で観察されるらしい。
https://en.wikipedia.org/wiki/Liquid_crystal
・Smectic A , SmA
重心位置が層状に並び、長軸の方向は層に対して法線方向(層法線方向)を向いている。
・SmC phase
層法線に対して有限の傾きを持った相。
・Smectic A , C はあるけど、Bとか、D、Eとかもある?
—>あるっぽいけど、分子の並び方が色々複雑っぽい。
・A,B,Cとかのアルファベットは何の意味があるの?何でこういう名前なの?
*Cholesteric phase
・コレステロール分子で観察されたから、Cholesteric phase!?
・分子の重心が並ぶ層に対して並行方向に配向していて、層ごとに向いている向きが回転していく。
・Chiral nematic phase とも言われる。
(回転方向に時計回りか、反時計回りかがあるため)
・一回転するまでの層から層の長さをカイラルピッチと呼ぶ。
・ピッチの長さは電場でコントロールできて、屈折率が変わるので、LCDの原理になっている。
・Smectic C phaseでも、カイラリティーがあるのもある。
・chiral smectic liquid crystalという
・SmC*と記述する.
・SmC*相に電場を印加すると、長軸の向きが一層ごとに交互に変わることがわかった。
(1980s)
・Antiferroelectric phase と呼ぶ。
・↑↓↑↓↑↓のようなAntiferromagneticになぞらえてのものだろう。
・↑↑↓↑↑↓みたいなこと?
・フェリ磁性のように↑と↓が混ざっているけど、どっちかが多い?
・Ferrielectric phaseというらしい。
・バナナ型液晶分子
bent-core liquid crystalとか呼ぶ。
—>どういう相を作るのか?
・Discotic phase
円盤状分子からなる相。
チャンドラセカールが1977年に研究してた。
(Chandrasekharやばすぎる。。。