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【本紹介】喜多川泰:運転者 未来を変える過去からの使者
□読了した本
運転者 未来を変える過去からの使者
喜多川泰 (著), 2019/3/28
ディスカヴァー・トゥエンティワン
□感想
苦労を自分に強いて、より強くなることを誇りに感じることを目指す若者。
プラス思考といっても、何がプラスなのかなんて、当事者やその周囲すらもわからないものだ。
その出来事が自分にとって大事な経験であり、学ぶ必要があるものだと捉えることが大事。
身近な飯が食べれていること自体も奇跡であり、宇宙全てが成立しなければ自分という存在が成立しなかったのだ。
自分が生きたことで、何かプラスなことが未来につながる生き方とは?
この本では自分が損するサービス交換を少しずつ積むこと、徳を積むことを勧めている。
その苦労が周りに回って自分だけでなく、その周囲、さらには後世にまでプラスの効果を与えることを示す。
反論:
私は徳を積むことで、自分の周囲、人類が活性化されることには、賛成だが、少し異なる視座を持つ。
交換における自身の損が与える学びがあるのだ。つまり、それは所謂、損、単純なマイナスではないということだ。
交換における物質的、精神的なサービスの損が具体的にどのような学び、プラスを与えるのか?
この答えは、魔力の性質である。ここで、魔力とは、人間間に働くせこさ、汚さ、欲望についてであり、人間に騙されたりしないための学びである。
小さなリスクをあえて受けることで、より大きな損害を避けることができるのだ。
さらに、損、ダメージを負うことで自身の精神力を高め、周囲にも優しくなれるのだ。
化石燃料は生物の死骸から成り立つ。
これを燃料にするなんて、人類はまるで鋼錬のホムンクルスのように多くの生命の魂を喰って、生きているということか。
最悪な出来事でも、
むしろ良かったとのちに思える日がくる。
なら、初めから、むしろよかったのでは?とその理由を分からなくとも、考える方が徳である。
サブタイに語弊あり。
未来を変える時空を超えた使者。
ある、イレギュラーが起こった際にむしろ良かったと思うこと。
つまりは、
いつかイレギュラーが財産になって助けてくれる。
イレギュラーな経験をしたという普通でないことに価値を見出す訳だが、
普通でいることにも勇気を有する(参考:普通であることの勇気, 新宿御苑前カウンセリング・センター,ブログ https://counseling-sinjyuku.jp/blog/1398/)
イレギュラーなことをしたということも
他者への優越性に対する自己な印象付けなんだよな。
#読了日
23.10.11