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倫理:誰のおかげで食えてると思ってんだ

「誰のおかげで食えてると思ってんだ」

こういう発言をする人間は,「お金」の本質を理解できていない.

「お金」,それ自体に価値がない

現に,そのような発言をする人間自身も,「お金」を使うことで,誰かが仕事をしてくれた結果で,生活できているのではないだろうか.

資本主義の限界

資本主義によって,「お金」が中心になってしまった.
人間同士の助け合い,協力が中心にあるはずなのに.
それを知らない,もしくは忘れた結果,このような「誰のおかげで食えてると思っているんだ」発言をする人間が出現したのは,まさに資本主義によって誕生したと言えるだろう.

なぜ「限界」と書いたかといえば,人間社会における人間同士の助け合いを成り立たせるはずの労働,仕事が無駄で,嫌なものになっていることにある.
仕事が嫌なものにさせてしまった,現在の資本主義は限界にある.

原因は資本家階級において,労働者の労働によって,成り立っていることに対する感謝を知らない人間が現れていることにあるのかもしれない.
なぜ「知らない」と書いたか?それは,官僚主義によるものであり,表面的なピラミッド構造しか知らない人間が資本家階級に一定数属してしまうことにある.親ガチャや、学歴、スキル主体な教育なども良い例だろう.

人間や自然は共生している

「お金」はあくまで,人間が協力して,生きていくためのツールでしかない.
お金で見えなくなってしまった,裏でたくさんの人たちが,あなたのためにしてくれた仕事,それだけでなく,自然資源の存在,全ての存在への感謝を忘れた,もしくは知らない,そんな人間が存在していることに虫唾が走る.

共生を忘れた人間へ

このような「誰のおかげで食えてると思っているんだ」という思想を持つ人間は徹底的に軽蔑し,避けられなくてはならない.
それが社会全体の治癒につながると思う.
そして,我々の資本主義の限界を乗り越えられると思う.

その際の痛みは我々全身で受けなくてはならない.
個人の痛み,社会が崩壊する,社会の治療,これらのバランスが現代,まさに揺らいでいる.

感謝,そして,
毎日に「ありがとう」

形だけの感謝はいらない.心からの感謝を.
人は心で動いている.

いただきます

「いただきます」、その言葉を関わった全ての存在を全身全霊でイメージして言えるのが、人間本来の姿であろう。

ありがとう。

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