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【放送後記】#16 仕事を楽しめる人の持ち物の特徴

私のApple愛について

 放送では、文房具などの持ち物に自分のこだわりを持つことの大切さについて紹介しました。「文房具だったら書ければいい」という価値観もあると思いますが、私たちの世界は、実は「感情的なこだわり」に満ちてします。都内に出張にいくとスポーツカーがたくさん走っていて驚きます。私は車の免許を持っていないのですが、それでも「かっこいいなぁ」と感動しますし、運転してみたいなと感じます。でも、車なんて走れば一緒でしょというなら、自動車も電車もバスにもデザインは必要最低限なものです。
 それとは逆に、何を着るかをいちいち考えたくないという著名人は、同じデザインのシャツとパンツで毎日を過ごすという人もいます。私の尊敬するスティーブ・ジョブスもそうです。でも、彼の作った作品のデザインは、彼の服装のようにシンプルを売りにしているように思われます。しかし、私はそういう観点でMacを使ったことはありません。実は私はAppleユーザー歴は長く、かなり古いアイテムもいまだに捨てずに保管しているほどです。話は逸れましたが、Appleのデザイン開発者の著書には『エモーショナル・デザイン』という考え方が紹介されていました。感情に働きかけるデザインは、製品の機能性を超えるという考え方です。多くのMacユーザーは経験しているはずです。Winユーザーが基本となっている会社でMacを使うと、とんでもないめんどくさい奴と思われた(思われている」ことでしょう。かくいう私も、研究室ではそのような立場でしたし、学会でも面倒な人だったと思います:笑。ただ、私は挫けずにマックを使い続けていますし、WinユーザーからMacに鞍替えさせた人も確実に数十人以上います。なぜかというと、Appleの製品に感情が動かされるからです。
 みなさんも、こだわりの物があると思います。私はこだわりのある人を尊敬していますし、学びたいと思っています。放送とは関係ないMac愛について語ってしまいましたが、みなさんのこだわりについても、いつかお聞かせいただけると嬉しいです。

心理学の知識を楽しくご紹介できるように、コツコツと記事を積み上げられるように継続的にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。