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お着物はどこで買えばいい?part1呉服屋の種類と特徴

文責:こんぶ

はじめに

 noteを読んでくださりありがとうございます。im@s+○主催こんぶです。
 みなさんは和装についてどんなイメージがありますか?高価、敷居が高い、ルールが煩雑、着付けが難しそうなど、ハードルが高く感じているかもしれません。
 実際に、このようなイメージを体現するかのような、悪徳な押し売りや囲い込み、ぼったくりをする呉服屋もあります。ある程度の目利き力や知識がないと質の悪いものを高値で購入することになってしまいます。
 また、プロデューサーさんは男性が多いと思いますが、男性の着物はそもそも品揃えや取り扱いが少ないです。
 そんななか、健全な経営体制で初心者にも優しいお着物屋さんを紹介して、安心して着物ライフをスタートしてほしいと思い、このノートを投稿します。
 part1では、様々な形態の呉服屋やお着物購入の場の特徴をどんな方に合っているか述べ、part2で具体的な店を述べます。

お着物の一般論

 そもそも皆さまはどんなお着物をご所望ですか?軽く概要をご説明します。
 素材順の価格は、
正絹(その中でも産地や織り方などによって格がある)
>綿麻
>化学繊維(以下:化繊。ポリエステル、レーヨンなど)
の順となります。
 作り方は、お誂え(自分サイズにオーダー)が高く、プレタ(出来上がり品)は安くなります。

 昔の人は背が低い傾向にあるので、リサイクルは裄(肩幅や腕の長さ)や丈が合わないことがよくあります。そんなときは、いっそスカートやズボン、シャツなど下に着るものを見せるといった、着こなしでカバーすると良いです。冠婚葬祭や芸事などは守るべきお作法がありますが、それ以外のカジュアルは自由に着ていいのです。着付け道具や襦袢(下着)などの持っていないものは洋服のものなどで代用して良いです。

着物の中に襦袢代わりにシャツを着ているcryst@l(くりすたる)さん(女性ものの羽織なので着物の袖を合わせて詰めました)


 この記事を読んでくださる方はライブ参戦や聖地巡礼のための概念コーデやカジュアルをご所望の方が多いと思います。その場合、筆者こんぶは洗いやすさ(手入れしやすさ)を重視することをおすすめします。洗濯機で洗えるもの、家では洗えなくともアフターケアができるものをおすすめします。
 概念コーデに関してはまのさんが後日記事をあげてくれます。

あなたのおすすめの購入場所フローチャート


あなたのおすすめお着物購入場所フローチャート


着物買う場所のメリット・デメリット

①昔ながらの呉服屋

◎昔からの職人さんとのつながりがあるので、好きな作風の作家さんと仲の良い呉服屋なら安めに手に入るかも。様々な着物の知識でいえば一番。
×長い付き合いのあるお得意さんを優先し、廉価版が少ないので、初心者には敷居が高いかも

頂き物ですが良いところの京友禅

②大手チェーン現代的着物屋

◎自社ブランド(特に化繊プレタ)が安めで使いやすい。新作が定期的に手に入るのでトレンドを抑えられる。着物を着る会など着る機会の提供をしているところが多い。安価で着付け教室をやっているところもある。アフターケアが良いところもある。
×店長による裁量が大きく、店長と問屋や作家の関係性で価格が大幅に変わる。囲い込みをするところもある。研修が不十分で着物の知識が少ない人もいる。

化繊プレタの着物に中古の袴を合わせたこんぶ氏

③着物製作会社のオンライン販売

◎新品なのに問屋がない分安い。クーポンとかたまにある。好きな作風だけに出会える
×試着ができない、作家さんや店員さんと話ながら悩みながら決める体験がない。値下げ交渉ができない。

京袋帯をメインに製作しているメーカーの帯

④リサイクルショップ

◎基本安い。観光地は新品くらいの価格のところもあるから要注意。
×店員さんは相談に乗ってくれないところが多いので、シミが目立つ位置なのかどうかサイズは許容なのかどうかなど、自分で考えないといけないことが多い。中古なので長くは着れない(着物の寿命は90年糸の寿命は30年と言われているので、30年に一度洗い張りをする必要がある)

⑤量り売り

◎一番安い。特にフォーマルがお得。
×中古がほとんどなので、カジュアルなら新品買った方がお得なときも。目利き力が必要。人が多くて雑多で疲れる。
まだ着用していないが、こんぶは1000円以下で訪問着を買った✌️

⑥フリーマーケット、オークションアプリ

◎価値が分かってない人が出品することが多いので、フォーマルの良いものが安く手に入ることがある
×試着できない、サイズの表記を詳しくしてくれない人もいる、シミや虫食いの存在がわからずに手に入ることがある

⑦自作

◎一番こだわりを再現できる。自分サイズに作れる。人件費が抑えられて安価に作れる。
×技術と手間と時間がかかる。筆者こんぶが和裁教室に通いながら正絹の単衣を作った時は週1×3か月かかった。
自作やリメイクに関するnoteは後日投稿します。

着物は自作の江戸小紋

(百貨店催事)

×正直に申し上げて、良いところが見つからない(京都の方ならマシかも?)。問屋が何重にも入るからバカ高いし、品揃えも呉服屋と比べてそこまでだし、催事で臨時で入っている店員さんは着物の知識も物足りないことが多い。高級デパートのポイントが多少貯まるくらい?

(外商さん)

外商さんとの関係性のあるお家柄の方なら、作家さんにオーダーしましょう。

まとめ

 お着物を購入する際は、
①フォーマル、カジュアルどちらが必要なのか。
②中古でもいいのか。
③お誂え(マイサイズ)がいいのか。(女性なら165cm男性なら175cmを越えると中古やプレタでの品揃えは希薄になっていきます。)
 といった着物の種類をまず考えましょう。その次に
④どんな着物を買いたいのか(流行を追いたいか伝統的、大正などある時期のものがいいか、琉球紅型といった産地があるものは産地へ行こう)
⑤どんな購入過程を踏みたいのか(相談、試着の可否)
⑥アフターサービスは必要か
⑦自分に目利き力はあるのか(友人を頼るのも大事!)
 を考えて買う場所を決めると良いと思います。

 part2では、iM@S+〇メンバーとその友人による具体的なおすすめの呉服屋紹介(おまけで和小物屋)をします。
 また、アイマスエキスポday1当日のブースやTwitter(現:X)( @imas_plus_wa )でリプレイやDMに相談していただけたら、その方へのおすすめの購入方法やフリマアプリで買う時の検索ワードなどお教えします。Xの返信は時間がかかる場合があり、アイマスエキスポ当日は混雑の程度により時間が取れない可能性があることをご承知おきください。


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