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送るだけ!カイロのリサイクル

風が少しずつ冷たくなり、聞こえてくる虫の音色も鈴虫やコオロギの涼し気な音色に変わってきた。空にはうろこ雲が増え始め「秋」を感じている。

肌寒くなってくるとカイロが恋しくなる。
より一層寒くなり、指先がかじかむようにならないと使わないのだが、女性の日のしんどさや不快感にだって活躍するのだから常備はしてある。
とても寒い日、そしてお腹や腰がしんどくて辛い日に活躍してくれるのに、冷たくなったカイロが廃棄されるのはなんだかとても心苦しく感じていた。そんな折、環境のために役立つことを知ったのが3年ほど前だ。

カイロの主成分である鉄は、水に入ると鉄イオンを発生させ、ヘドロなどに含まれる腐乱臭のもととなる硫化水素と反応し、においを減少させ無害化する。更に、水中のリン酸に働きかけて赤潮の原因となるプランクトンの大量発生をも防ぐ。
水の透明度が上がれば、水中にすむ光合成が必要な生き物への影響も大きい。

店頭にたくさん並ぶ使い捨てカイロ。商品は見えても、私はまだ自分の生活圏にカイロのリサイクルボックスを見かけたことはない。
手元にある、とあるカイロのパッケージには「使用後は自治体の区分に従ってお捨てください」と記載されており、リサイクルできるという概念は誰も持っていないのが一般的であろう。

情報、サービスや商品が溢れかえる中で、選び取るのは私たち自身だ。たった少しのことでも、何か動いていくことで変えられるものは、それなりにあるのかもしれない。ただ、それを知らないだけなのではないだろうか。
なので私はお知らせしたいのだ。冷たくなった使い捨てカイロにもまだ働く場所があるということを。地球のためになる活用方法があるということを。

まずは始めてみよう。使い終わったカイロの収集を。
リサイクル用品と違って、カイロのリサイクルは、ゴミ回収の時に一緒には回収してくれない。自分で送料を払って集約施設に送ることで、その後、GoGreenCubuというものに加工される。そのCubeを池などに放り込むことで化学反応が生じ、水質改善に繋がる仕組みだ。
古着のリユースみたいにお金がもらえるわけでもないし、むしろ出費することになる。それでも、私たちが生きている環境がきれいになることは、幸せなことではないだろうか。

GoGreenGroup Co.,Ltd
https://go-green-group.com/

2024/7/22追記🌿
しばらく見ないうちに、どうやら社名などいろいろ変わった模様。
今後はこちらのサイトへ🛩️

https://go-green-japan.jp/



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