【体験レポ】五感の力で人生を豊かにするエッセイ講座@リテラ
休業補償という名の夏休みが終盤にさしかかり、北千住にあるリテラ言語技術教室まで足を運んだ。
リテラさんは、私が図書館イベントを企画しているときに、いろいろ調べた中で面白そうな取り組みをされているなぁ、と気になった教室。
参加することで、自分のイベントにも活用できるなにかを持ち帰れたら……とえいやと参加申込をしたのだった。
(講座申し込みサイトはページ最下部へGO!!)
プログラム
表現とは
表現には段階があって、「ことばによる表現」はめちゃめちゃレベルが高いことらしい。(ざっくりw)
「イメージができるまでゆったり時間をもって、一歩一歩書いていってほしい」そう伝えられたものの、急かされた社会の空気感のなかでは、なかなかその時間を持つことも、作ることも、意識的にしないと難しい。
ここで、やっぱり週5日×7時間勤務に、往復2時間の通勤で時間を作り出す働き方に疑問が生じる私(イメージ拡大中……^^;)
伝えたいことを自分のことばで伝えるには、イメージをする・広げる必要がある。しかし、そのイメージはすぐにパッとは出てこないもの。
それをひとつずつ引き出していくワークがとても新鮮で楽しかったのでここで伝えたい。
「ドア」を使ったイメージワーク
「ドアについて、想像してください。」
穏やかで、ゆったりとした口調で発せられた一言からワークが始まった。
その問いかけひとつひとつ、ではなく、最初の「ドアについて想像してください」という言葉から、私はなぜか文章を書いていた。
ひとつひとつの問いかけに、足りない部分を補足するようにことばを追加していった。
単純な問いかけに、どんどんイメージが膨らんでいくことが楽しかった。
ここで気付いた。
先の働き方の懸念もそうだが、イメージや話したいことがどんどん膨らみ、どこに向かっているのかわからなくなることが多々ある。
連想ゲームみたいなもので、膨らむたびに元ネタを忘れてしまう。
自分の経験してきた引き出しから、あっちかな、こっちのもいいな……!とイメージが展開される。
そう、私は良くも悪くもイメージが膨らみやすい、拡大しやすいみたいだ。
ドアには窓がある?ドアを開くと何が見える……?
そうやって引き出されたもので、こんな風に文章が出来上がる。
あとから、ツバメって北海道に飛来するの??とか、春より、初夏ってした方がよかったなぁ、なんて思うのだけれど、忘れているようでいて引き出しにしまってある語彙と知識がそれなりにあったのかな?と自画自賛(笑)
自分の「ことば」で伝えるための注意点
自分のことば、といえば先日読書感想文をアップしたこちらの本も、とても参考になった。
気付いたら自分のことばのように使っているけど、それ、よくあるやつだよね……なんて、きっとたくさんある。
いかに自分らしいことばを引き出すかって、めちゃめちゃ大変だ。
講師をしてくれた岡本先生から伝えられた注意点がいくつかある。
「おおお!」「え??そうなの?!」と軽いショックを受ける……。
「楽しかった!」なんて常套句だ。
別の言葉に置き換えるなんて考えたこともない。
最後の注意点なんて、伝わらないかな……と過剰なくらい書いてしまう私。
ちょっと抜けてるくらいでいいのかもしれない。
たぶん、これでOKって思えないものに仕上がったとしても、届く人には届くのだろう。
400文字程度のエッセイ執筆
書いたエッセイは別でnoteに上げた。
ここには私のドキドキ感を残しておこう。
テーマを決めて書き始めた400文字のエッセイは、最後の締めがなかなか締まらなくて、たった2行に悪戦苦闘した。
発表を始める岡本先生のタイトルを聞いて、『あ、やば、タイトルちゃんと決められていない!!』
発表を聞きながら、タイトル決めなきゃと焦る。
先生以外にも参加者のみなさんの文章は、とても引き込まれ、展開が気になった。
私のなんてめちゃめちゃ単調じゃん……これでいいのかよ……
そんな風にしか思えなかった。
自分の発表。
ゆっくり読み上げる。
今日ここにいるみなさん、お話しするのもめちゃめちゃ上手だったから、更にプレッシャー。
まぐれにも、『さっぱり、爽やか、爽快感』を彷彿させるレモンの木をベランダで育てていることが、結果まとまりあるものにしてくれたのかもしれない。
レモンをタイトルに持ってきたこと。
締めに考えた文章の持っていく方向が前半とは真逆で、良い展開になったこと。(そうさせたのは私だ……笑)
腑におちる解説を頂けたことが、めちゃめちゃ励みになったし、さっきまで単調でつまらない文章だったとしか思えなかった自分の文章に、光が射したことは言うまでもない。
リテラさんでは、大人向けの講座はHPにはまだご用意ないということなので、行ってみたいな!興味あるな!という方は、ぜひ下記よりご確認くださいね~♪