SPIN!!!激渋な二日間。
菅田将暉LIVE「SPIN」2日間行ってまいりました。
はい、端的に表すと【渋】 もう【渋】。ステージに彼が現れた瞬間その巨大な漢字一文字が脳を陣取ってて追い払うのに必死だったけど結局最後まで追い払えないまま一日目終了。
衣装のネタバレをすると、なんていうのかな、「革ってずっと使い込んでくといい味がでて~育てるっていうか~」とか革商品買うと絶対店員さんに言われますよね、それ!そのafterの方の革ジャケ!!素人目からみても、「革の本気みせてもらいました」っていうなんだろう、成熟した渋みある男にしか着こなせない、茶色のジャケット。
んで途中さ、そのジャケット脱いでタンクトップ(おそらくサンローラン?)したら、二の腕が太いのなんのって!鍛えてるの知ってたけどまさかそんな太くなります?って。「あゝ荒野」の時も思ったけど肉体改造できるの心から尊敬。
とりあえずガチでファンを仕留めにきているなっていうバリバリかっこいい菅田将暉でした。(バリバリ決めてくるのって珍しい感じして、こういうの見たかったんですよぉぉぉぉぉと歓喜)
(二日目の衣装は一日目と違うけれど同じく茶色トーンのジャケットに脱いだらタンクトップ。これまた素敵すぎて声出た。マジで大正解すぎた。ありがとう。)
前回の「クワイエットジャーニー」の時は、POPなテンションで、笑いあり、おふざけ演出あり、笑顔多め、peace!!!衣装はカジュアル!!な感じだったので、衣装だけで「今回はそういう方針ですね、かしこまりました、ギアチェンジ開始」となった理解の早いオタク。
渋いジャケットに合わせるように終始渋い顔。役者の時の顔だった。ライブの世界観を表情でつくることができるのがさすが俳優菅田将暉。
誤解を恐れずに言えば、私は菅田将暉の「少年性」、「青春の権化感」、「中性感」、「すっきりとしたフェイスライン」をこよなく愛していて、30代に入って、私の好きだったその姿が消えていってしまうことに対する切なさ、がありました。実は。
でもそれがなんだろう、今回お姿をみた瞬間に、熟成を感じて。
なんていうか、炭酸コーラが似合う菅田くんから、ワインが似合う菅田くんに変わっていて。
大人の男として、いい感じにクラスチェンジしたんだな、今からが新たな章なんだな、っていう決意を感じて。(さっきから見た目のことしか語っていないけれど見た目にその決意ってあらわれるやん。そういうことです。)
とりあえず激渋の見た目からはじまり、SPINを中心としたセトリ。でも昔の曲もやってくれてうれぴ。
んでまたここでうるさいこというと、私は昔のからっとした声がすきだな~って正直思ってたことがあって。からっとした【母音a】を愛していて。
でも、今の声で、昔の歌を歌ったとき、めちゃくちゃ感動して。
ストレートな歌詞を、あの少年のような見た目と声で歌うのもとーーーっても好きだったけど、今の熟した大人の見た目と声で歌うことによって、人生を感じるというか。なんか、立ち姿に人生が見えたんですよね。
うう、いい男だ。。
特に二日目。「呼吸」の「息をすう 息をはく ただそれだけのことでどうしてこんなに苦しいのだろう」そんなシンプルな歌詞がドストレートに心に入ってきて。ありきたりな表現をすると、酸いも甘いも噛分けてきた、生き様が強い声に出ていて。まっすぐで、響いた。
私にとっては菅田君は無理して笑わなくてよくて。笑ってなくても楽しんでるのすごい伝わってきて、本当にこの二日間の菅田君、無理がなくてとても好きだった。
一日目は結構緊張しているのか、固い感じだけど完璧な構成でまとまっているなという感じ。アンコールもなく、なんか、舞台を見ている気分だったな。
二日目は少しリラックスした様子もありながら歌詞を間違えるシーンが多々あって。んで席がめちゃくちゃ近かったので、菅田君の気持ち伝わってきて、すごく胸がぎゅってなって。でも会場のみんなも同じ気持ちで「大丈夫だよ」って安心させるように手拍子して歌いやすいようにして、最後大きな拍手したの、ファンの愛を感じてめっちゃ泣けた。
前回の「クワイエットジャーニー」の時、「この人は愛されるために生まれてきた人なんだな」って強く感じたけど、うんうんやっぱそうだよね、と。
更に菅田君といえばMCがめちゃくちゃうまいから(毎回話す内容違うし)3時間くらい話しててほしいなと思ってたけど、今回はすごく短かった。自分の得意分野は捨て、歌うことに完全振り切っている感じが、覚悟を感じてかっこよかった。
歌唱力上がりすぎてたし、今年は音楽の一年にする、っていってた回答がそこにあった。
歌い方も無理がなくて聴きやすかったし、歌う時の所作も洗練されたな、って思ったし、アリーナにふさわしいライブで終始感動しっぱなしだった。菅田将暉劇場を見せていただいた気分。
30年たってもこの人は魅せてくれるんだろうな、って思えてなんか安心した。
菅田君に対する感情は、熱烈な恋心ではなく、例えるならば、彼を思うと、「温泉に浸かっているような安心感、あったかさ」をもらえる、そんな存在。いつまでも楽しく、自分らしくいてくれたらいいな、と思った二日間でした。
久しぶりにnote書いたけどやっぱり楽しいね!またかこーっと。
ほな!!!!!(久しぶり)
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