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【仕事に役立つnote継続法④】noteの質を上げるために、ものごとを捉える視点をブラッシュアップする4つの方法

決してエモくないけど自分の仕事に役立つnoteを継続する方法にようこそ!「何かアウトプットするためにnoteを始めたけど続かない」「事業をはじめる前にまずはブログ100本書いたらと言われたけど書くことがない」「最初はよかったのだがネタが尽きた・・・」など自分の考えや学びの言語化を継続することが苦手な方へ、ヒントをお伝えしていきます。

前回のnote継続法➂では、noteの記事を多く書くためのとりくみ方についてお伝えしました。量を多くするにはどうしたらいいかということでしたが、今回は質を高めるにはどうしたらいいのかのお話です。

noteではダッシュボードの機能がありアクセス数やいいね数がみれます。これまでの傾向を見ると視点がいい記事はアクセス数やいいね数が高いです。アクセス数やいいね数はそれを得ることが目的ではありませんが、やはり多いと嬉しいですし、継続するモチベーションになります。

今回は視点をブラッシュアップする4つのやり方をお伝えします。

1.他の人のメガネを借りて見てみる

noteはいろいろな人が記事を投稿している世界です。自分の記事をただ単に投稿するクラウド的な位置づけではなく、クリエイター達が集まる場であり、関係性が強くなるとイベントの開催や、マガジンの共同運営などコミュニティになったりします。

なので、様々な方のnoteを読んでいいねをしたり、フォローをしたりしてつながることができます。私はマーケティングやPR、財務関連があまり得意ではないので、それを本職にしている方のnoteを読むことがあります。その中で「この考え方は知らなかった!」と思ったり、考え方が変わる目から鱗が落ちる記事に出会うことがあります。

そういう時は、その記事を元に、どう考え方が変わったのかやその方の考え方をつかって自分の関心があることを見るとどう見えるのかをnoteに書いてみましょう。これは、記載内容をパクるのではなく、考え方を理解して、自分なりの解釈を交えて、ものごとを捉えるということで、いわば「他の人のメガネを借りて見てみる」ことです。

以前、ビジョナル株式会社取締役CTOの竹内さんの「CTOの頭の中:技術を財務で表現する」の記事の中で、財務諸表の中になかなか表しにくい技術力について「技術負債」という言葉で説明されていて、その指摘に感動しました。NPOの財務諸表の中にも表しにくい共感も「共感負債」として表現すると、NPOの戦略に組み込めるのではないかと思ったからです。そこで以下のような記事を作成しました。

読んでいただけるとわかるように、記事の冒頭には竹内さんのご紹介と、記事のリンクを貼っています。noteの仕組みで、記事のリンクをはると著者がわかるようになっていますので、もし意図しない使い方をしてしまっても、修正のご連絡をうけられるようにしています。

note継続法➁でご紹介したように、ものごとを捉える視点は価値がありますので、この見方は鋭いな!と思ったら、積極的にそれを借りることが新しいものの見方を習得できるチャンスです。

ものの見方が何個もあると、一つの事象について複数の意見を持つことができますので、それだけ幅広い考察ができるようになり、noteの記事が深くなります。

2.鳥の目、虫の目、魚の目

視点でよく言われるのが、鳥の目、虫の目、魚の目の3つの視点です。

鳥の目:上空からみたような俯瞰的なものの見方
虫の目:現場視点、実践者の目線、実行する上の工夫
魚の目:世の中のはやり、トレンド、時流の潮目の変化

例えば子どもの貧困問題を見るとすると、鳥の目でいうと、なぜ子どもが貧困状態になってしまうのかの社会構造を説明します。様々な本や論文、記事を参考にするとよいかもしれません。そして、虫の目は、例えば地域のこども食堂にボランティアにいってその時の感想や、こども食堂が抱える課題などを伝えるのもよいと思います。魚の目では、様々なこども食堂の実施状況や形態を調査することによって、最近のこども食堂は学習支援(子どもの勉強も教える支援)もセットであることが多いといったトレンドの話になります。

このようにnoteで扱うことについて3つの視点で語ることで、きちんと考えている感が出た記事になり質がぐっとあがります。

3.理論と実践

書籍を読むと、様々な理論やフレームワークがあります。こういう理論があるよねーという紹介だけでは価値はあまりないのですが、それを実際に適応して実践すると価値があがります。

以前私がやった事例として、NPOのファンドレイジングのフレームワークで「ドナーピラミッド」を扱った記事があります。ドナーピラミッドは寄付者のNPOへの貢献度の高さと人数をピラミッド状で表すフレームですが、それを実在の2団体に適応して、比較・分析をして2団体の特徴や課題、次にファンドレイジングをするとしたらこうしたらいいなどのコメントをいれました。この記事は団体の代表さんから好評でした。

4.静態と動態

組織には静態と動態があります。「静態」とは例えば組織図が該当します。ある一時期のスナップショットとして、組織の体制が書かれています。誰が代表で、事務局長はいくつの事業を統括していて、各事業を運営するスタッフは何人いてといった情報がわかります。「動態」は組織の構成員の活動そのものや、事業の結果や成果に関わることになります。

仕組みや体制といった静態を変えただけでは何もおこりません。人々がその仕組みや体制を効率的に運用しようとすること(動態)で、意図した結果や成果を得たり、意図しないことが起きたりします。

静態と動態を語るには組織内部で活動したり、念入りなヒヤリングなどが必要ですが、これができるとかなり質が高い記事になります。

皆さんへの宿題

「ものごとを捉える視点をブラッシュアップする4つの方法」はいかがだったでしょうか。仕事に役立つnoteを継続するための実力をつけるための今回の宿題は、あたなが関心のあることを、鳥の目、虫の目、魚の目の3つでまとめてみよう!、です。関心があることの概要や全体像、背景を説明し、現場で何がおきているのか調査結果をまとめ、これまではこういうやり方が多かったが最近は新しいやり方が増えているトレンド情報を加えていくことをしてみてください。文字数は多くなり、示唆が多い記事になると思います。

是非このネタでnoteを書いてみてください。記事を書く際にこのnoteの記事をリンクしてもらえると嬉しいです。記事をリンクするとnoteの仕組みで私に通知されるようになっているので、読んでいいねやコメントしたいと思っています。


無駄なく・無理なく・やりたいことを実現していくには伴走支援をうけながら進めるのがいいです。私は現在、皆さまの自己実現を支えるために、以下のサービスを提供しています。

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今給黎 辰郎(いまきゅうれい たつお)
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