ひと時代が終わり、これまでやってきた仕事が減るな・・・と思った瞬間に、自分が果たすべき役割が明確になる
先日、ある財団さんの担当者とお話した時に、
あ、ひと時代が終わったな
と、いい意味で思いました。
というのも、その財団さんは、地域で活動する市民活動団体やNPOの団体と丁寧にコミュニケーションをとりながら、地域特有の課題やニーズを捉えた上で、休眠預金などを原資にして助成をしつつ、事業や組織基盤強化の伴走支援を行っているのがわかったからです。
今まで見てきた中間支援団体さんは、コミュニケーションが限定的だったり、自分たちがやりたいことに類似性がある団体さんに助成をするためにお金をひっぱってきていたり、事業や組織基盤強化の伴走支援にそれほど本腰を入れていなかったり、助成プログラムを継続的に提供できていなかったり、カリスマ代表がやたら目立っていたり、逆に方向性がなくて何をしているのかわからなかったり、等々どこかバランスが欠けていることが多かったです。
しかし、今回お話をさせて頂いた財団さんは、そうした欠けた感じが全くしなくてバランスがとれているように思いました。そして、「とてもしっかり活動されていますね」とお伝えしても、「それが団体の役割として当たり前ですから」と謙虚に捉えられていました。
こうした中間支援組織が地域で活動している地域では、私のようなNPOの伴走支援者は不要だな、と素直に認めることができました。そして、今後休眠預金がさらにひろがると、今回お話を伺ったようなバランスが取れた活動をする団体が各地に増えていくので、今やっているお仕事は私には依頼されなくなっていくのだなと感じました。
つまりは、ファンドレイジングのお仕事は、地域の中間支援組織がお金も出しながら、研修をしたり伴走支援をしていく形になっていくということです。
これは個人事業主で伴走支援をしている自分からすると、仕事がなくなる危機的な状況と思われがちですが、そうとは感じませんでした。
というのも、
事業資金を寄付で補いたいのですが、どうしたらいいですか?
とか
人が集まらないのですが、どうしたらいいですか?
という問いに時間をかけて向き合うことに正直しんどい自分に気付いたからです。
その答えはもうでています。議論の余地がありません。
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