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【仕事に役立つnote継続法➂】何をどう書いたらいいのかわからない時のとりくみ方

決してエモくないけど自分の仕事に役立つnoteを継続する方法にようこそ!「何かアウトプットするためにnoteを始めたけど続かない」「事業をはじめる前にまずはブログ100本書いたらと言われたけど書くことがない」「最初はよかったのだがネタが尽きた・・・」など自分の考えや学びの言語化を継続することが苦手な方へ、ヒントをお伝えしていきます。

私は、今は定期的に書きたいことが溜まってきて、それがnoteにアウトプットできないと気持ち悪くなってしまう立派なnote依存症です(笑)でも、そうなる前はnoteを書こうと思っても、何をどう書いたらいいのかわからなくなって結局何も書けませんでした。この、「何を」書いたらいいのか、「どう」書いたらいいのかを分けて考えてみると取り組み方がわかってきます。

「何を」書いたらいいのかわからない場合

これは、自分のためだけに書いていて、読み手を意識できていないことが原因です。noteは自分だけでなく、必ず読み手がいます。その相手を意識して書く必要があります。

相手を意識して書くには継続法➀でお伝えした誰に対して、どんな影響を与えたいのかを考え、その相手に対して、継続法➁で扱った立ち位置を組み合わせて視点をつくることで、何を書いたらいいのかがわかってきます。

「どう」書いたらいいかわからなかったら、実践して欲しい3つのこと

私が書けない状態だった時にそこから脱したエピソードをご紹介します。書けない時はちょうど研修講師をたくさんしていた時期でした。当時の受講生からのアンケートで「すごくわかりやすかった」「事例があって理解しやすかった」「最初は、もの静かな語り方の講師だったので眠くなる講座だなとかなと思いましたが、飽きずに最後まで集中して聞けました」など、毎回ありがたいコメントを頂きました。

でも毎回疑問だったのは、受講生は皆、講師側を見てくれているのですが、しーんとしているのです。何か考えているような感じ。一般的に満足度が高い講座を想像すると、皆笑顔で活気があって、わいわいしている中で講師がその渦の中心にいるイメージとは正反対。

あるとき、席の最前列で終始むすっとしていた男性が、研修終了後に私のところにきたのでクレームかなと身構えたのですが、「私はNPOの代表をしていて、長年、ファンドレイジングには懐疑的だったのだが、今日の話で団体をあげてやってみようと思いました。」と言われたことがありました。むすっとした顔は真剣に考えている時の顔だったんだなと、その話で理解しました。

こうしたことがあり、自分の講師のスタイルで満足度が高いのはなぜだろう?と思い、振返っていたのですが、いつも講師をやるときに心がけていたのは「自分が失敗を繰り返して段階的に習得したことを、当時の初心者だった自分にもわかるように説明する」ことでした。具体的には、以下の3つを意識していました。

1.一言でまとめられた言葉や、英語の略称に解説をいれる
2.抽象的な理論を紹介する時には、必ず具体例を説明をする
3.発言した内容について、受講者の脳内に浮かぶであろう想定質問に先んじて答えていく

初心者が何かを学ぶ時には、語句の定義、理論、フレームワークなど初めてのものに出会うことが多いのですが、その時いはいろいろな疑問が脳内にわきでてきます。この疑問が解消されないと、頭の中がスッキリしないのでそれがストレスや諦めにつながってしまいます。

なので、略語は何回も解説をいれますし、抽象的な理論がでてきたら「こんなん言われてもわからないですよね。例えば、このまえのNPOの代表さんとお話した時にこんなことがありましてね・・・」と具体例をいれたりします。

3つめの脳内に浮かぶであろう想定質問に先んじて答えるのが結構重要で、例えば、「ファンドレイジングを考える際にドナーレンジチャートをよく使います」と説明したとすると、受講生の脳内には「ほんまかいな?こんなんめんどくさくて、よーつくらんわ」が浮かんでくるはずなので、それに対して「このドナーレンジチャートは、私がファンドレイジングのコンサルティングに入る際は一番先にやるものなんですよ。ただ使い方が難しくて、ただ金額別に並べればいいというわけではなくて、●●な視点で金額を抽出するのがポイントなんです。これをすると、コミュニケーションの優先度がつくので、ファンドレイジングで何からしたらいいのかわかるんですよね~」と言うと、「うわ、これまじで現場で使われているんだ・・・ちょっと真面目にとりくんでみよ」となります。この受講生のややネガティブな脳内質問に何個か先んじて答えていくと、受講生からの信頼度があがっていくようです。この考え方はnoteを「どう」書くかにも活かせるのかなと思います。

あなたの常識や日常は、きちんと説明すれば他の人の心の琴線にふれることにあふれている

ここまで読んできて、「とはいえ、何かいたらいいかわからんわ」と思っている方もいると思います。そういう方は是非、自分の常識や日常を、全然しらない初心者の方にもわかるように説明してみてください。

noteでみつけたワタナベアニさんのコンビニのはなしは日常のことを、自分の経験や、それに基づいた店員への理解、他の客との会話、野菜ジュースの塩分に関する現状などを簡潔に網羅的に記載することで、読んでいると情景が浮かんできます。

あなたのことを知らない人の頭の中に、あなたの日常のちょっとした風景を思い浮かべてもらうには、結構説明しないといけません。それを丁寧にすることで立派な記事になります。

毎日やっているあなたにとってはあたりまえの仕事も、他の人からしたら全然知らないことだったりします。簡単そうに見えて結構難しかったり、細かいところまで実は工夫していたり、それが見えてくる記事は読んでいて面白いです。

noteを検索していたら、マスコミ関連でお勤めの広報PRプロデューサーの方が、静岡県にあるブラジル人の子ども託児・教育施設『ミライ』のクラウドファンディングのPRをプロボノをされたことをnoteにまとめています。本業のPRのお仕事でやることを、NPOのクラウドファンディングに活用する実践的なことを記載されています。

このように、自分にとって当たり前のことを、別のところで活用したら、こんな効果がでたよ、という記事づくりも面白いですね。

皆さんへの宿題

「何をどう書いたらいいのかわからない時のとりくみ方」はいかがだったでしょうか。仕事に役立つnoteを継続するための実力をつけるための今回の宿題は、あなたが仕事で常識になっていることをひとつ選んで、初心者の頭の中に情景がうかぶように丁寧に説明してみよう!、です。説明している中で、苦労しているところや、工夫しているところ、日常のなかでうれしいと感じたエピソードを入れてもらえるとさらに面白い内容になると思います。

是非このネタでnoteを書いてみてください。記事を書く際にこのnoteの記事をリンクしてもらえると嬉しいです。記事をリンクするとnoteの仕組みで私に通知されるようになっているので、読んでいいねやコメントしたいと思っています。


無駄なく・無理なく・やりたいことを実現していくには伴走支援をうけながら進めるのがいいです。私は現在、皆さまの自己実現を支えるために、以下のサービスを提供しています。

  • NPOへのファンドレイジング力向上のための伴走支援

  • 休眠預金事業の評価アドバイザー

  • 経営層へのエグゼクティブコーチング

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  • 個人事業主への事業構想パートナー

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これらに関心がある方はホームページや公式LINEからお問い合わせください。

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今給黎 辰郎(いまきゅうれい たつお)
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