【仕事に役立つnote継続法⑦】仕事のアウトプットが洗練される、noteを継続することで向上する3つのスキルとは?
前回の⑥ではオンライン時代で、人付き合いのスキマ時間が少なくなっている中で、noteをつかった新規顧客の方法についてお伝えしてきました。
この記事を読まれて「新規顧客の開拓以外で仕事で役立つことはなんだろう?」と思われている方もいらっしゃると思います。今回はnoteを継続することで、仕事のアウトプット力が向上する3つのことについてまとめていきます。
伝える情報の密度が高くなり、資料の質があがった
仕事で、企画書や報告書、分析結果の説明、イベントチラシ、研修資料など様々なプレゼン資料を作成することがあるのですが、その一枚いちまいに載せる情報の密度がnoteを継続することで磨かれたと思います。
情報の密度は説明が難しいのですが、一枚のプレゼン資料の中に、読み手に伝わる情報がどれだけ含められるかの度合いです。ただ単にたくさん文字をいれても読み手に伝わらなければ密度は低いです。相手の関心を引き、知りたいと思わせ、詳細情報まで目を通させる流れを一枚の中につくることで、たくさんの情報を載せても理解してもらうことができます。
これができるようになったのは、noteで論点・メッセージ・詳細の流れを意識して、タイトル・見出し・本文の内容を書き続けていたからです。論点・メッセージ・詳細については以下の記事で説明していますので、関心があるかたは以下をごらんください。
情報の密度の高い資料は、時間経過と共に色あせることはなく、自分の知識として確実に蓄積されます。逆に、薄い資料を作ってしまうと、その時はよくても時間が経ってから見ると恥ずかしくて削除したくなります。
また、他の人が作る資料も密度で評価できるようになり、濃いものは自分の参考に、薄いものには適したフィードバックができるようになります。
バラバラの情報をストーリーで組みなおすことができるようになった
以前、作成したnoteの記事を例にお話します。2020年10月5日(月)~2020年10月19日からオンラインで実施されたNPO事業継承サミット2020に参加した内容を1つのnote記事にまとめました。
このイベントには事業承継の様々な面を語る8つのセッションがあり、それぞれが60分~90分の長さのものでした。それを全て見た上で、まとめていくわけですが、ただ単に順番に要約してものを載せても、あまり意味がないですし、長くなりすぎていい記事にはなりません。
そこで、以下のような構成になおしました。
目次
・事業承継はここ数年でさらに顕在化する問題になる
・いきなり事業承継はできない
・代表の賞味期限中にビジネスモデルを変える
・新しい事業をつくるなんて無理と思ったら
・NPOを解散するには何がポイントになるのか?
・世代交代をするためにどうしたらいいのか
・事業承継は何を承継するのか
・さいごに
8つのセッションの内容を頭に入れた上で、NPOの代表や事務局長に関心を持ってもらうことを念頭に情報の構成を考えました。
まず、事業承継問題は今後拡大傾向で多くの団体が困っている問題であること、代表の加齢が原因なのでどの団体でも起こりうる問題であることを伝えることで序盤で自分事に思ってもらいます。その後、解決策は新規事業で収益構造を変えるという少しハードルが高いことを言ったあとで、解散を含めた他の方法も提示し、対応の選択肢があることを理解してもらいます。それから、実際に事業承継を成功させた団体をパターン別に紹介し、事業承継のキモとなる目に見えない団体の価値について述べ、自分の団体ではどうしたらいいだろうか?と考えてもらうきっかけにすることをねらいとしています。
8つバラバラに実施されたセミナーの情報から、代表に事業承継対策を今からやりましょう!という内容の提案書を書くとしたらどうしたらいいかなと思いながらnoteにまとめなおしました。
もう一つの例として、私は、本の内容をまとめるマガジン「NPOで働く人に役立つ本紹介」も提供しておりますが、本の内容をそのまま要約しているのではなく、NPOで働いていたら実際に困る場面を想定し、そこを突破するためにはどうしたらいいか?を念頭に必要な情報をまとめています。
こうしたたくさんの情報の中から、意味のある情報にまとめなおす能力は、仕事のどの領域でも必要になってきます。
価値をひとことでまとめるスキルが高まった
助成金の申請書のフィードバックをすることが何回かあるのですが、申請書の項目には文字制限があることが多いです。特にプロジェクト名や団体の特徴など、アピールになる部分の文字数が厳しかったりします。これまでは諦めて、「●●について」など逃げていましたが、noteを継続することによっていいフレーズがでるようになりました。
また、NPOの中には、自団体の価値を可視化・文章化できていないケースが結構あって、いい着眼点で事業をしているのにそれをうまく表現をしていないので、本来もらえる助成金や寄付が得れていない団体さんが多いです。そこで、いろいろお話をきかせて頂いた後で、「団体の価値は●●ですね」とか、「受益者が●●になるために活動をしているのですね」、「問題解決するために●●をクリアすることが最善だと思っているのですね」と言語化すると、思った以上に喜んでもらえることが増えました。没頭して活動していると価値は見えにくいので、第三者がその価値を照らす役割があるのではないかなと思っています。
まとめと宿題
今回は、noteを継続することで向上する仕事に役立つスキルをお伝えしました。いずれも仕事のアウトプットの質に関することで、大事なことを意識をしながら記事を書いて疑似練習をすることで、本業のお仕事のアウトプットが洗練されていきます。
仕事に役立つnoteを継続するための実力をつけるための今回の宿題は、複数の本やイベントの内容を、誰かに役立つような視点で情報をまとめなおしてみよう!です。情報をつなぎ合わせる感覚がもてると、記事を書くのがぐんと楽しくなりますよ。
是非このネタでnoteを書いてみてください。記事を書く際にこのnoteの記事をリンクしてもらえると嬉しいです。記事をリンクするとnoteの仕組みで私に通知されるようになっているので、読んでいいねやコメントしたいと思っています。
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