rakugaki_92「王様ランキング(11〜15話)アニオタトーク」
私はドラマホリックではありますが、同時にアニメホリックでもあり欠かさずアニメをチェックして録画して見ています。
そんな私が注目している番組があります。
それがこれ!「王様ランキング」これがめっちゃ面白い!
原作が漫画で、累計発行部数が150万部を超えた人気作品らしいです。
現在15話まで放送済み。
フジテレビ、ノイタミナ枠他で毎週木曜日24:55(関西テレビは26:25)から放送中。
ちなみにAmazon Prime Videoでも見ることができます。
ここからはネタバレ入ります。
王様ランキング、面白いですね!
毎回が神回の神アニメ!
rakugaki_65で王様ランキングの1〜5話まで、rakugaki_77で6〜10話までの感想を書きました。
今回はその続きの11〜15話までとなります。
ここからはネタバレとなります。
※記載時期は2022年1月31日です。
第11話は2021年最後、第1クール最後となるストーリーとなります。
暗闇に囚われた中でのダイダの回想シーンからはじまります。
小さい頃はボッジと一緒に仲良く遊んでいたダイダ。
あるときヒリング王妃に「あなたの兄、ボッジは一人では何もできない可哀想な子です。だからこそ、あなたが強くなってしっかりと守ってあげるように。」と言われます。
ヒリング王妃のボッジを思ってのこの言葉なんでしょうが、受け取り方によってはボッジのことを一方的に守らなければいけない弱者であるとダイダに伝えてしまっている気がします。
同じ頃にダイダはボッス王から魔法の鏡を紹介されています。
ダイダは的確なアドバイスといっぱい褒めてくれる魔法の鏡に信頼を寄せていきます。
「ダイダ様こそ選ばれた人間。あなたは王になるべくして生まれてきた人間なのです。」
そしていつしかダイダはボッジのことを「弱者」として見下すようになったそうです。
剣術の修行をしているボッジを見ながらダイダはべビンに「兄上は弱者だからとどこか甘えていないか?」と話しかけます。
それを聞いたべビンはダイダを町に連れ出します。
耳も聞こえない目も見えない、ボッジより数段上の弱者を見つけてダイダは「なぜああいった人間が存在するんだ。不公平だし何より惨めだ。俺だったら即自ら命を絶つ。」と言い放ちます。
それに対してべビンは「それは同じ境遇ならば生きていく自信がないということですか?ならば彼はそれを乗り越え今も生きている強者ですな。」と返します。
そのことを回想したダイダは「俺はバカだ。」と呟きます。
何も見えない、何も聞こえない暗闇に囚われた今の自分の状況になって、ようやく身に染みてその時の意味を理解したのでしょう。
その時、誰もいないはずの暗闇の中に他の人の気配に気づき駆けつけます。
そこには「私は悪くないもん、悪くないんだもん。」と泣きじゃくる女の子がいて、その背後に大勢の人々が現れました。
大勢の人々は口々に言います。
「その子はね私たちを殺したの!たくさんの人たちをね!」
人々の罵倒から逃げようとして女の子が倒れ、付けていたお面が外れます。
そのお面を拾ったダイダは女の子の顔を見て驚愕します。
人々が言うには顔の皮膚を全て剥がして見せ物にし、抵抗できないように手も切り落としたというのです。
それを聞いたダイダは人々を蹴り倒します。
女の子の名はミランジョと名乗りました。あの魔法の鏡と同じ名前ですね。
人々はさらに「そいつは何百人と私たちを殺したんだ。我々は被害者だ。何をしてもいいんだ。」と言います。
それでもダイダは人々の声を跳ね除け、人々の姿は消えました。
ミランジョはボッス王のことを知っていましたが、ボッス王に子供がいない時のボッス王みたいです。
ダイダは「必ずここから連れ出してやるぞ。ミランジョ、心配するな。」とミランジョに話しかけます。
その時、冥府に向けて旅立とうとしている魔法の鏡は「なんだろう。心が少し軽くなった気がする。」と呟きました。
あのお面を被った女の子のミランジョは、昔のミランジョの思い出のカケラなのでしょうか。
一方、冥府の地下牢では囚人たちが抜け出したよう。
外部の何者かが手引きし、失われた力を使って脱獄したことをデスハーは見抜きます。
外部の何者かって・・・多分魔法の鏡ですよね。
そして逃げた囚人たちはボッス王国に入ったそうで、今ボッス王国が実質内乱状態であることもデスハーは知っていました。
そしてこの混乱に紛れてボッス王国を奪うと兵士たちに告げます。
命を受けた冥府騎士団は、デスパーの家の前でボッジとカゲを拾い一緒にボッス王国に向かいます。凶悪な囚人たちがボッス王国に入ったことだけを知らされ、まさか一緒に向かっている冥府騎士団がボッス王国を奪おうとしていることも知らずに。
一旦城から逃げ出していたヒリング王妃は、ドルーシと数名の兵士を引き連れダイダを助けに城に向かいどうやら異変があったことに気づきます。
まだ異変に気づいていないドーマスとホクロは冥府に向かう前に特訓中です。
どうやらドーマスが自分基準でしか教えられない教え下手であることをホクロは悟ります。
特訓をしながら、冥府への門の破壊のタイミングを待っているみたいです。
さあ、来週はヒリング王妃たち、冥府騎士団とボッジたち、ドーマスとホクロが、囚人たちの待ち受ける城に大集合しそうですね。
第1クールは主要キャラの過去エピソードを交えた自己紹介及びボッジの冒険の始まりを描いた、キャラに思い入れを深めていくストーリー展開でしたが、第2クールでは波乱といよいよ激しい戦いの予感がします。
年も明けて2022年、第2クール開始です!第12話です。
冒頭は第1クールの振り返りから始まりました。
そして新OP、こちらもかっこいいですね!
見ていたら壮大すぎて、とても第2クールで終われるとは思えない(笑)
さあ、いよいよ本編です。
冥府の罪人たちをボッス王国に手引きしたのはやはり魔法の鏡(ミランジョ)でした。
罪人たちは「山賊の頭ゾック」「鋼の怪物ギガン」「没落せし王族キングボ」「冥府の剣王オウケン」「黒髪の殺し屋ブラック」「赤髪の殺し屋レッド」の6人。
罪人たちによってボッス王は捕まり、地下牢に囚われることに。
玉座を巡り罪人たち同士、キングボとオウケンの間で争いが起きました。
罪人たちの中で一番強いと思われたキングボでしたが、オウケンの不思議な能力で動きを止められ、剣で滅多撃ちにされ倒されてしまいます。
そして一部始終を目撃していたゾックにより、キングボの死体は城の外に放り出されました。
城に駆けつけたヒリング王妃とドルーシに魔法の鏡(ミランジョ)は、自分がこの国を滅ぼすために仕組んだと告白します。
あれ?おかしくないですか?
本当に滅ぼしたかったら、わざわざ自分がやったと告白する必要がないと思うのですが。
それにわざわざボッス王を復活させて、今度は地下牢に閉じ込めるのでは腑に落ちません。
そういえばあの強いボッス王が簡単に捕まっているのもおかしいですよね。
ボッス王のみならず、魔法の鏡(ミランジョ)にも別の狙いがありそうです。
城の外に投げ出されたキングボの死体を発見したべビンは蛇たちに埋めてやれと言いますが、その時キングボの手がピクリと動きます。
まだ死んでいなかったのですね。
ここで新EDです。
第1クールのOP・EDも秀逸でしたが、第2クールも負けず劣らず秀逸で素敵でした。
第13話、魔法の鏡(ミランジョ)、アピス、冥府の罪人たち、魔獣の群れと対峙するのはヒリング王妃率いるドルーシと戦士アンを含む先鋭戦士4名。
魔獣をバッタバッタと倒していくドルーシですが、それでなくても魔獣多過ぎのところに黒髪の殺し屋ブラック、赤髪の殺し屋レッドが加わって襲ってきます。
そこにさらに鋼の怪物ギガンが加わりあっという間に先鋭戦士3名を倒してしまします。
魔獣の群れに囲まれているドルーシとヒリング王妃の側で守っていた戦士アンはヒリング王妃だけでも逃そうとします。
しかしそこに現れた冥府の剣王オウケンが、いきなりヒリング王妃の腕を切りつけます。
その様に気を取られていたドルーシをギガンが超大型ハンマーで襲います。
駆けつける戦士アンのクナイ(のようなもの)がオウケンの両目と口に刺さり、黒い血みたいのを出して倒れたと思ったら、逆再生のように黒い血はオウケンの中に戻り立ち上がって戦士アンを切りきざみました。オウケンは不死身なのでしょうか?
慌てたヒリング王妃はオウケンに目眩しのホーリーライトを浴びせると、オウケンは弱った感じになって逃げていきました。
ただの目眩しなのにと訝しぶるヒリング王妃だったのですが、どうやらオウケンは強烈な光に弱いのかも知れません。
ヒリング王妃は瀕死の戦士アンを必死に魔法で治癒しますが、その間に魔獣の群れに取り囲まれます。
壁に叩きつけられたドルーシが立ちあがろうとしたところをさらにギガンが超大型ハンマーでドルーシの真上から叩き潰してしまいます。
ドルーシは超大型ハンマーの下でぺちゃんこ、戦士アンも瀕死、誰もヒリング王妃を守れません。大大ピンチですよ、これ!
ヒリング王妃に襲い掛かる魔獣たちにアピスの槍が刺さります。
アピス、完全に裏切った訳ではないみたいですね。
超大型ハンマーの下で気を失っているドルーシに喝を入れて起こしました。
気がついたドルーシは超大型ハンマーごとギガンを吹き飛ばし、魔獣の群れに囲まれているヒリング王妃と戦士アンを助けに駆けつけます。
しかし圧倒的な数の魔獣の群れにドルーシは再び倒されます。
どうしてもヒリング王妃とドルーシを見捨てられないアピスは、ミランジョに「なぜヒリング様を?」と問いかけます。
どうやらミランジョがヒリングとの再婚をボッス王に勧めたようです。
もう一度子供をつくることで、ボッス王の寿命を延ばそうと考えたようです。
それがボッス王がダイダの体に復活することだったのでしょうか。
復活した今、家族はボッス王の夢の邪魔になるから排除すると語ります。
魔法の鏡(ミランジョ)はもうヒリングもドルーシも終わりだと最後まで見届けず、アピスと共に地下に向かいますが途中、殺し屋ブラック、赤髪の殺し屋レッド、山賊の頭ゾックがアピスから魔法の鏡を奪いとってしまいます。
一方、ヒリング王妃のホーリーライトで城から逃げたオウケンは、城下町に現れて誰彼構わず切りかかります。
その混乱状態の町に駆けつけたボッジと冥府騎士団ですが、騎士団長はデスパーから騎士団もオウケンには敵わないし、ボッジにとってオウケンは天敵だから自分がいくまで手を出すなと言いつけていました。
世界一強いはずのボッジがオウケンには敵わないということ?
騎士団長はボッジに城に向かうように言い、騎士団がオウケンと対峙することになりました。
あっちもこっちも大ピンチで、次回が待ち遠しいです。
第14話、前回ドルーシが魔獣の群れに襲われ、左足が吹き飛ぶシーンがあったのですが、実はブーツが脱げただけで無事なのではと祈っていたのですが、やはり左足は噛み砕かれていたようです。
それでも戦い続け左目も失ったドルーシに、ヒリング王妃は「ボッス様ー!!」と助けを呼ぶのです。
それを感じ取った牢獄にいるダイダの体のボッス王は、捉えられている縄や牢獄の檻も難なく破り外に出ようとするのですが、ミランジョの姿が脳裏によぎり助けに行くのをやめました。
やっぱりわざと捉えられていた及びミランジョにここまで肩入れをする理由があるということですね。
そしてその牢獄の前まで来ているべビンはどうするつもりなのか・・・。
ドルーシが踏ん張っているところに三叉の蛇が助けに来ました。
これはべビンの意志だとも思われます。
その間に、必死でドルーシの傷を治そうとするヒリング王妃。
ヒリング王妃は、強面の態度の裏で非常に強い愛情を持っていることがわかるシーンでした。
そんな感動シーンもぶち壊すように鋼の怪物ギガンが襲ってきます。
三叉の蛇が応戦しますが返り討ちにあいます。
さあ、ヒリング王妃が大ピンチ!というところで現れたのが、そうボッジです!
あの、ドルーシですら手こずるギガンを華麗に倒した、強くなったボッジの姿に唖然とするヒリング王妃とドルーシ。
ボッジとヒリング王妃の感動的な再会のはずですが、まずはギガンとの戦いで瀕死の三叉の蛇を治すことが最優先でした。
治療が終わり改めて立派になったボッジをヒリング王妃はそっと抱き締めます。
初めて会うカゲとヒリング王妃も分かりあえたようです。
そしてここまで優しくなれるのかとびっくりすることが、あれだけ傷付けられた魔獣たちを助けたいというボッジに対し、実際に襲われていたヒリング王妃がボッジの意志を汲み取り疲労困憊の中治療していくことです。
ヒリング王妃は素敵ですね。そしてヒリング王妃のヒーリングは完全に治せる訳ではなく、ドルーシの失った左足、左目を治すのは無理そうです。
完全に敗北して敵わないことを悟ったギガンや助けてもらった魔獣は、みんなボッジに忠誠を誓うのでした。
一方、町で暴れているオウケンに冥府騎士団は壊滅状態なのですが、デスハー王による遠隔の雷の魔法?で一発で倒します。
オウケンはどうやら優しい騎士だったみたいですが、不老不死になることで心を失ったとのこと。
なぜ、不老不死になる道を選んでしまったのか?
デスパーはなんとかオウケンを助けようとしているみたいです。
そしてデスパーの兄である冥府の王デスハーの真の狙いもそこにあるようです。
それにしても、あっちもこっちも大ピンチからはひとまずなんとかおさまった感じですね。
第15話、ボッジたちはヒリング王妃の警護をドルーシと三叉に任せて、助けた魔獣たちを帰すために冥府への入口に向かいます。
ボッジの背中を見送るドルーシとヒリング王妃の会話で「この短期間で本当にご立派に」「ええ、あの子は私の子ですもん。当たり前じゃない。」と頬を赤らめながらドルーシに答えるヒリング王妃、もう株が上がりっぱなしです。
ボッス王の命で冥府の扉を破壊するために向かっていたドーマスとホクロは、ミランジョ討伐に向かっていたデスハー王率いる冥府騎士団と鉢合わせします。
お互いの事情を知らないことで戦いとなります。
とはいえ、ドーマス(ホクロは陰から見守っています)対冥府騎士団(小隊長以下)では数の差があります。
そこでドーマスは狭い階段に駆け上がり、階段の上部で待ち受けます。
そうすることで、少数と戦うことができる冷静な判断からです。
世界一強いと言われている冥府騎士団を相手に、さすがボッス王国の四天王の一角、ドーマスは引けを取りません。小隊長以下の兵士をものともしません。
しかしそこにデスハー王が現れます。
ボッス王ですら王様ランキング7位なのに、王様ランキング2位のデスハー王にさすがのドーマスも敵うはずがありません。
手ひどくやられ辱められるのですが、その時!ギガンの手に乗ったボッジたちが登場します。
ボッジの無事の姿を見たドーマスとホクロは号泣し、逆にボッジはドーマスを見て憎しみや苦しみ恐ろしさなど負の感情に支配されてしまいます。
ドーマスは死んでお詫びすると駆け登っていた階段上部から「ボッジ様ー!死んでお詫びをー!」と飛び降ります。
しかしなまじ鍛え上げた体であるため無事なドーマスに、今はボッジ様を守ることが最優先だとホクロが諭します。
襲ってくる冥府騎士団をギガンが倒していきますが、デスハー王の雷の槍で簡単に倒れてしまいます。
ギガンが倒れたことでボッジの前に盾として体を張るドーマスはデスハー王に「あなたが狙う人物とは、一体誰なのか?」と問います。
それに対してデスハー王はミランジョに死をもって償ってもらうと答えます。
なんかここまで見てきて思うんですが、それぞれに事情がぶつかり合うのですが、根本ではみんな悪者ではなく分かり合えることができるというのが王様ランキングのテーマなのでしょうか?
以上、11〜15話までの感想でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?