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rakugaki_115「美術館へ行こう!【愛知編】愛知県美術館」


愛知県美術館

私には「美術鑑賞」という唯一の趣味があります。
その「趣味」にもブームがありまして、第一次ブームが1985年〜1987年。
第二次ブームが2009年〜2018年。
第一次ブームの1987年から第二次ブームがはじまる2009年まで20年以上の月日が経っていますが、その間にも何回かは美術観賞をしています。
ただ「ブーム」の期間は、集中的に「美術館」に出かけているので「ブーム」なんですね。
このブログでは、私の大好きな「美術館」に出かけて、観賞した「美術展」の感想とともに、「美術館」の魅力が一緒に伝えられればなぁと思っています。

「愛知県美術館」は1955年に開館した愛知県文化会館美術館を前身とし、1992年に愛知県名古屋市東区東桜に所在する愛知芸術文化センター内に開館しました。
「愛知県美術館」には一度だけ訪れたことがあり、その時の美術鑑賞の感想ブログとなります。


●2011年4/29-6/12「麻生三郎展」

麻生三郎展

愛知県美術館です。
この美術展は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館と巡回して名古屋にやって来ました。

正直、麻生三郎さんを余り知りません。
ポスターに取り上げられている絵を観たことがあるな、ぐらいです。

麻生三郎さんは享年87歳、2000年までご存命でした。
東京に生まれ、画家の表現への圧力が増す戦時下の1943年、「新人画会」を結成して自己主張を貫きました。
いつ突然に死が訪れるかわからない時間の中で描いた妻や子の肖像、ポスターに取り上げられている「男」も、素朴な中に目が話せない陰鬱な空気を感じます。
いや、むしろ戦後に描いた「赤い空」の連作など、赤と黒で描かれた世界は陰鬱そのものでした。
ものすごく気分が塞ぎ始め、鬱々とした思いに支配されました。
これは多分、かなり観る人の好みが分れる絵です。

初期の前衛的な作品から戦中の写実的な作品、そして混沌とした画面で人体と空間がせめぎあう晩年の作品まで、全て観終わり、暗~い気分になりました。

愛知県美術館は初めてなので、常設展を観ることで、ようやく気分を立て直すことが出来ました。

やっぱり私は、気持ちが優雅になれる絵が好きだなぁ


以上、愛知県美術館での美術鑑賞でした。

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