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rakugaki_133「美術展へ行こう!【大阪編】高島屋大阪店」
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私には「美術鑑賞」という唯一の趣味があります。
その「趣味」にもブームがありまして、第一次ブームが1985年〜1987年。
第二次ブームが2009年〜2018年。
第一次ブームの1987年から第二次ブームがはじまる2009年まで20年以上の月日が経っていますが、その間にも何回かは美術観賞をしています。
この「ブーム」の期間には、「美術館」だけでなく美術展を開催している百貨店やギャラリー、本屋や特設会場などにも出かけています。
このブログでは、私の大好きな「美術展」の感想と共にアートの魅力が一緒に伝えられればなぁと思っています。
「高島屋大阪店」は大阪市中央区難波に1932年に開店しました。
大阪店内の7階グランドホールではイベント企画を開催しています。
「高島屋大阪店」の企画展には2回訪れたことがあり、その時の美術鑑賞の感想ブログとなります。
1)2010年4/21-5/10「『リサとガスパール』日本語版刊行10周年記念 リサとガスパール&ペネロペ展」
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「リサとガスパール」日本語版刊行10周年記念だそうてす。
松屋銀座で3月にやっていたらしいのですが、見損ねたので高島屋大阪店で観ることに。
こちらも10日で終了。
その後は京都に行くそうな。
ここのところ3Dづいているなと思いきや、実は絵本づいていて、ついでに言うとウサギづいていたんですな。(もう、これで終わりだと思う。多分、きっと)
ディック・ブルーナさん(ミッフィー)の絵が大胆な構図と色なら、アン・グットマン夫妻(リサとガスパール)は、暖かみがあり、物語性に富んだ絵を描き出します。
展示は日本語版の絵本に沿って原画が展示されています。
なので、その絵本を読んでいなくても、原画を観ていくだけで、どんな物語が繰り広げられているのか分かるようになっています。
(これって素晴らしくありません?)
初めに10周年を記念した新作原画がお出迎えしてくれた後、1999年~2009年までに刊行された日本語版30冊以上、その原画100点以上は見応えたっぷり!
素朴で愛らしい絵。
幅広く愛されるわけです。
ミッフィーみたいにテンションは上がりませんが(笑)、静かに癒される美術展でした。
ちなみに「リサとガスパール にほんへいく」の富士山と桜をバックにしたリサとガスパール、可愛かったです。
2)2012年3月8日-20日「シャガール 愛をめぐる追想」
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本当に偶然、たまたま近くに来たので観ました。
大阪高島屋百貨店での鑑賞は、2010年5月にリサとガスパール&ペネロペ展を観て以来です。
美術館でしっかり美術鑑賞したいところですが、最近はめっきり時間が取れなくなりました。
シャガールは2010年7月に東京芸術大学美術館で観た、ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い~交錯する夢と前衛~以来です。
あの時のような大物はないだろうなと思いつつ、「ナッマド・コレクション日本未公開作品を中心に」というコピーに惹かれて入ってみました。
本展は展覧会の核として、日本未公開作品をスイスの個人所属家よりお借りした展覧会となっています。
やはり想像していた通り、小作品に大部分はリトグラフでした。
がっかりはしませんでしたが、やはり物足りない感じですね。
今回は図録購入は見送りです。
ただ久しぶりのシャガールに、こんにちはって感じで少し心がほぐれました。
男女愛、家族愛、隣人愛、人間愛・・・1985年、97歳で亡くなるまで絶えることなく「愛」に対して問いかけていた・・・そんな画家だったのではと、シャガールに想いを馳せてみました。。。
以上、高島屋大阪店での美術鑑賞でした。