180日後に去る私 76

以前に弊社の評価システムが不透明だと書きましたが、 まず直属の上司に気にいられるかどうかが重要になってきます。
例えばよくある個人評価シートなどの、項目が可視化されたものは無いです(以前書いたボーナスについての評価シートはあります)

そしてその上司からさらに上、本社社長や部長、営業所の取締役、本社営業マンなどにその評価が伝わり、噂話だけで確立されていくといった形です。

現場に社長や取締役が来ることは、皆無なので現場の仕事ぶりが評価に影響するということはありません。
あくまで直属の上司がどのように私達の事を周りに言うか、それがそのまま評価になるということです。

ですので実際はよく働いていたとしても、その上司がこいつは働いていないし生意気だなという評価を下すとします。
すると一生昇進はできないということです。
極端な話、手を止めて上司の話し相手になったり、しょっちゅう飲みに行ったり、働いていなかったとしても仲が良いと評価は高くなります。
社長も上司も、本人がいない所でコッソリ話を進めていくので、現場からの意見などは全く入る余地がありません。

昇給については毎年6月上司から給与辞令を渡されるのですが、等級というものがあって、その等級が10段階で示されています。
平社員であれば等級1からのスタート、等級2、3、4という様に段階を踏んで上がっていきます。 

これも何故上がるかとかの明確な基準はなく、上司と社長の気分です。一気に1から7に上がったりもしますが、7から8しか上がらなかったり、まちまちです。

等級が10まできたら次の段階、昇進という形になります。これは毎年少なくとも1は必ず上がるということを、工場長から聞いております。 

この6月時点で私の等級は平社員の10でした。(1年目7→2年目10)
なので来年は自動的にではないですが、少なくとも主任に階級が上がり、そこからまた等級を重ねて、さらに上の係長などのステップに行くということでした。 


具体的に何をしたら等級が上がるなどは示されていないため、日頃から上司に気に入られそうな事
(例えば飲み会への参加、残業をよくしている、無理な要求があっても逆らわない、上司に媚びるなど、の行動を重ねることが必須と言えます。そしてもちろん社長や部長。取締役、他の営業マン。などとも上手くコミュニケーションを取り、食事会などがあれば積極的に参加して、気に入られるというステップが必要になります)

能力は関係なく、完全に好き嫌いで昇進が決まるということです。 

会社を去るまで
あと105日

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