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言葉

疲れた
なんてことない日
ただ、ちょっと疲れた

そんな眠れない夜に
ボッーとみたい

綺麗
やっぱりこの作品は、綺麗という言葉が最初に浮かぶ
いいな、雨

痛みに弱い、昔から
形のない物が奥の深い所まで、ずっと刺さってて
今も抜き方が分からないまま、ここにずっといる
自分だけではないと思うけど、今はいい
他人の事は知れないし、もういい

言葉の選び方が好き
無駄のない会話
疑いとか好奇心とかそういう、余分なもの
相手が放つ言葉をそのまま受け取って、自分もまたそのまま返す
それだけでいい
裏とか表とかそういう欲がない、ただこの穏やかな時間がきっと心地いいんだ

雨が降る日に会える
その情報だけが二人にはあればいい

この作品の台詞は全部、綺麗だけど
一番残っているのはこれだな

「この人は、いかにも優しそうに話す。まるで壊れものに触れるみたいに。でも、息をするのもつらかったあの頃、あなたは周りの声ばかりを聞いていて、私を信じてはくれなかった」

優しいのはどんな意味が込められた
優しい何だろう
ただ、この優しさはきっと違うものだ

優しいって苦手
でも頼ってしまう
やっぱり弱い自分は

そういう想いが詰まってて、ここの台詞は苦しくなる
難しく考え過ぎだ何て、私に思われたくはないだろうけど見てて感じる

奥に刺さったものの取り方
知ってる人はいるのかな
この作品の二人も最後まで完全には
取れていなかったのかな

ああ、終わってしまう
もう一度再生しようかな
目が完全に閉じるまで、ずっと流していたい

雨降らないかな


『言の葉の庭』


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