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私の生きてきた時間はまだまだ大したことなくて、これからだ何て言う人もいるのかもしれない

でも振り返るとやっぱり苦しい事ばかりなんだ
そこに目を向けすぎているからかな

感情を出すのが苦手だった
出した所で誰も聞いてくれる人なんていなかったから
学校が嫌いな理由は会いたくない人間がいるから
変な奴だとよく言われた、授業中は体に何か物を当てられる、給食は虫を入れられ大騒ぎされて食べる気にもなれない
ああ、嫌だなきついな
でもここで泣いて喚こうとまた変な奴だと言われる
だから耐える、早く家に帰って
部屋にこもりたい、早く帰りたい

落ち着く、お兄ちゃんは部活だし、両親も仕事だ
一人の夕暮れ時間大好きだった
窓から沈んでいくのを眺めてるこの時間

明日もあんな場所に向かわないといけないのか
怒られて、親に引きずられながら登校するんだろうな

一体、誰が私を見てくれるんだろう
誰が私の声を聞いてくれるんだろう
誰がここに居ていいよって言葉にしてくれるんだろう
ずっと考えてた

自意識過剰、被害者意識
何度も唱えた、気にしすぎてる部分もあるかもしれない
伝えよう関わらないでほしいと伝えよう
正直に話せば相手も理解してくれる、同じ人間ならきっと大丈夫
そう期待して正直に思いを伝えるんだ

もっと酷くなった独りになった
無駄なんだ、理解出来ない人間もこの世界にはいることをそこで学んだ

やり直したい気持ちがあったのかもしれない
今永成美をやめたかったのかもしれない
違う人間になりたかったのかもしれない
名前も見た目も性格も全部

現実では難しいけど、あのステージ上では叶えられるのかな
新しい人間になれたりするのかな
好きなように感じたまま、思いを伝えられるのかな
今永成美ではない何者かになれたりするのかな

足を踏み入れて、色んな人間と出会った
私を隠せて周りも受け入れてくれて、大好きな場所だった
感情を出すことって幸せなことなんだと思えた

ステージは自由な場所じゃないと教えられたけど、私にとっては自由を感じられる唯一の場所な気がする
決められた物は沢山あるし、周りの事も考えて動かなければいけないけど
自由に生きて感情を表そうとしている人間しかここに立っていないと思うから
私はここがどの場所よりも一番好きだ

好きだ
ただ好きなだけだ、この場所が
だから諦められない
境目が曖昧になり始めようとしているけど
止められなくて、今は独りよがりになりそうだ

この惑星も自分をコントロール出来なくて、良く暴走してしまう星らしい
一緒だね
何だか分かり合える気がする君とは

どうしようか、これから

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