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イギリスのアレルギー薬事情

再び、GP(General Practice, かかりつけ医)に行って参りました。というのは、日本で服用していた薬と同じ薬を購入しようと薬局に行ったところ、処方箋が必要な薬ですと言われたからなのです。

ハウスダストとスギ花粉によるアレルギー性鼻炎で、日本ではザイザルという薬を服用していました。こちらの薬、グラクソ・スミスクラインというイギリスの会社から出ているので、そんなに問題なく手に入れられるだろうと思っていたら、見通しが甘かった。

前回GPで診察を受けたときにザイザルを服用していることを伝えましたが、アレルギー性鼻炎の薬は薬局で買えるから、そちらで購入してくださいと言われて取り合えってもらえず、薬局で似た成分の薬(cetilizine)を購入して服用してみました。が、しばらくすると、鼻水が止まらない日が続くようになり、風邪かな?とも思いつつ、残っていたザイザルに切り替えると、症状がよくなりました。もしや、ネットで購入できないかと探すと、ありました! が、メーカーがucbと、異なります。ネット購入しようと試みると、様々な細かい質問に答える必要があり、ちょっと気が引けて、とりあえず中断。薬局で置いていないか探しに行ったところ、薬剤師さん(かな?)が調べてくれて、イギリスでは処方箋がなければ販売できないと言われた次第です。

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そして、GP登録をしているParkbury Houseに行って、受付の方に事情を話すと、薬局に改めて問い合わせてくださり、薬局で処方箋を手配してくれることになりました。おそらく、私の英語力に不安を覚えて、私が日本でこれを飲んでいた!と主張したものだから、受付の人も困って何か手立てはないか考えてくれたのではないかと思います。

しばらく待っていると、処方箋が出されました。持ってきてくださった女性(もしかしたらドクターかも?)市販薬を買ったことがあるか?と聞かれて、買って飲んでみたが、効かなかったと伝えたところ、その方が説明を加えてくれました。

イギリスでは、アレルギー性鼻炎の薬は、まず市販薬を試して、どれも効かないということになったら処方薬に切り替えられること、そして、今回処方箋は1回限りのものを出しており、もし続けたければ、どの市販薬も効かなかったという証拠が必要ということ。(通常、飲み続ける薬であれば、リピート券がついている処方箋が出されます。)

なるほど、だから、最初に診察を受けたときにザイザルを処方してくれなかったのですね。

でも、市販薬は数限りなくあります。すべての市販薬を試す必要があるのか?と尋ねたところ、少なくとも3つは必要、とのこと。どれかを教えてほしいと言ったら、薬局で尋ねるよう指示されました。

薬局にて、ドクターに伝えられたことを説明すると・・・やはり私の英語力不足により薬剤師さんはうまく理解できず、結局医師に聞きに行ってくれました。そして、薬剤師さんは事情を理解したけれど、どの薬を試して見ればよいかは、、、やっぱりわからず。おそらく、成分の違うものを試してみる必要があるのではないかと、理解してみました。

とりあえず、1ヶ月分のザイザルは確保できそうです。
ただ、1日1錠分。日本では、スギ花粉の時期には1日2錠分をもらっていたから、足りるかどうか、、、心配ではあります。

その先はどうしようか。日本にはない成分の抗ヒスタミン剤が薬局で手に入る模様。それを試してみるかなと思っています。

*ザイザルのメーカーが異なった件、わかりました。ucbという会社が作っているのですが、グラクソ・スミスクラインがucbの販売権を獲得したということのようです。日本には、グラクソ・スミスクラインの薬として入れているのでしょう。なので、おそらく同じ物です。

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