妄想と感覚と
誰かがいつか見つけてくれるんじゃないかって
そんな妄想
大人になったら辞められると思ってた
少しの希望が私を惨めにする
絶望に押しつぶされて
ナイフで頸動脈を切る
そんな妄想
ただ眠れたらいい
悲しくて起きる世界はとても冷たくて
早く現実になればいい
このまま心臓が止まれば
何もかも逃げ出せたら
そう願う日々
背負うにはあまりに大きすぎた
大きすぎたんだ 僕の背中じゃ足りなくて
ただただ自分で死ぬのが怖くて
怖くて立ち止まって前にも進めなくて
何処にも居場所を感じられなくて
帰りたい家なんてひとつもなくて
浮遊感だけ同じ世界に生きてるのに
僕だけ少し遠いような
そんな感覚
誰も助けてくれないって泣いたけど
僕は果たして誰かを助けたことがあっただろうか
自分に問い立てて
仕方がないって理解したんだ
理解したのにさ
息苦しさが止まらないんだ
ねぇ誰か僕の手を握ってよ
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