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TATAMI ROOM POP

コロナ休暇13日目。

以前にも書いたが俺は今回のコロナの影響により会社から特別な休暇を頂いて家で子守をしている。休暇に入る前のイメージとしては家事などチャチャっと午前中に済まし、午後は自分の時間、つまりは音楽の時間ができると思っていた。しかし、蓋をあけるとそれはただの幻想であり、家事と名付けられた名のあるもの以外の「名前の無い家事」に追われる毎日である。

名前のない家事ってのは無くなったティッシュを入れ替えるやら洗剤を補充するやら切らした食材を補充するやら何やらかんやら・・・本当に主婦業ってのは昼飯後に煎餅かじりながら昼ドラをみる時間の需要が高い意味がわかった。(その時間ぐらいしか自分の時間が無い)

子供5人はそれぞれに主張があり、昼飯のメニューを思考するのも一苦労だ。これを最低でも来月7日くらいまでは継続せんといかんってのは気が滅入る。ただ、俺がかねてから欲していた生活のかけらがここにはあった。音楽を生業として生きる生活だ。俺は残念ながら音楽のみで嫁子供6人を食わす程の収入は無い。しかし、仮にあったらこんな感じの毎日なんだろうなと想像している。これで子供ら5人がそれぞれ保育園やら学校やらに行ってたら俺は1人家で音楽的な作業に集中する事ができるのだろう。いやできるのか?毎日酒ばかり飲んでパチ屋に行ったり遊び呆けてそうだ。神様はよくわかっている。俺がどんだけ意志の弱いダラダラした人間かって事を。だから俺は半分サラリーマン、半分ミュージシャンって今の立場があるような気がする。不自由があって自由の尊さがわかり、やりたく無い事を毎日ルーティンのように繰り返す事によって何を歌いたいのかってのがハッキリとしているように思う。

さて、最近の俺はヘボい。月に一度くらいくるネガティブモード真っ最中だ。周りの皆はこのコロナショックの中でも配信やら何やらと表現をしている。俺もやっているのだが、面白くない。俺がダラダラと喋っている生中継ってなんてつまんないのだろうか、とか、俺が歌って誰か聴くのだろうかとか。壁やらPCの画面に向かってやるのだが、完全に密室の1人の状態であればまだ面白おかしくやれるだろが、ちびっこ達がカットインしてきて、名前のない家事をやりながらの配信はやってる本人が先ずなんも楽しめていないのだ。本人が心底「コレ面白かろう」と配信すればそのオーラはネット回線を超越し、観た聴いた人々にも刺さるのだろうが、今の俺はダメだ。文章は筆を止めてもそれらが観る側にはわからんのでこうやって気楽に書けるが、LIVEってのは喋りであっても歌であっても自らとしっかり向き合う環境下でその向き合いのパワーを放出する事が表現としてケバケバしたものになると思う。このアットホームな我が家の、プライベート0のカオス状態の現状でのライブ放送は生活の一部の切り取りであって、それを面白いと思う人もいるかもしれんが、やっとる方に楽しめるゆとりがないと無理って事だ。

まあ、頭でっかちになってもしょうがないので、何でもかんでもやってやろうとは思っているのだが、例えばこう行った文章の有料化とか、有料のライブ配信とか。しかし、しかしだ。誰が俺の文章を金払ってみるのだろうか。誰が俺の部屋でのライブを金払ってみるのだろうかと物凄いネガティブモードな考えに行き着いてしまうのだ。

実はこの俺こそが今回のコロナ云々に最もビビっており、最も動揺しているのかもしれない。

そんな中、俺の13年前につくった「東京」って曲をバンドセットでレコーディングしたい欲が強くなり、レコーディングは完了した。MVのイメージもあるので、撮影、編集が済んだらチューンコアでワワっとリリースしようと思っていたのだが、「もうMVとかいいか。早よこの曲を世に放ちたい」って欲求が高まっている。何かと何かを並行して進める事が俺は苦手なようだ。まあ今週中には世に放つ。

っちゅうことで、NOTE一発目の文章はこんな感じだ。これからどうぞ宜しくです。GOOブログもそのままの状態にしておくので興味あればどうぞ。10年以上書いとる(途中長い休み期間はあるが)ので読み応えあると思う。


https://www.tunecore.co.jp/artist/TATSUYA-IMAMURA#r597117


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