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部屋にもお試しがあればいいのに

雑談が好き、例え話が好き

Spotifyのポッドキャストをよく聞いているんですが、となりの雑談ってタイトルが気に入って聞いてみたら、けっこう面白くて一通り聞いちゃった。
雑談って大好き。この責任感のない感じもいいんだけど、真理をよくついてるよねって話がよくあるから。無駄に長い雑談とか紆余曲折しちゃう感じも大好き。
そんで雑談の中で話を抽象的にしてわかりやすくする手法、私もよくやります。相手との答え合わせみたいで楽しい作業です。

6万円の予算で3万円の家に住んではならない

この中で生活水準の話をしていて、住む家って生活水準の基盤ですし、これによって生き方だって変わるかもしれない。
自分の給料から6万円の家賃が払えるとして、物件の中にお得な3万円の家があったとしてもそのお得には手を出さないほうがいいって話でした。
やはり値段には理由があるので、その理由が自分の生き方を阻害するようなものならちゃんとお金をかけたものを選んだほうがいいよってこと。
例えば、1階でセキュリティ面に不安があるとか。近くにあと10年はかかる工事現場があって工事の音やダンプの音が1年中しているとか。もっと言えば、お隣さんがどえらい人で毎回この部屋の人がすぐ退去しているとか。

住んでみないとわからないもの

私もここら辺はけっこう気になるほうなので、引っ越しの際は10件以上は物件を実際に見学して、なじみのない土地なら3回は朝昼夜で通ってみて、周りの環境を吟味してます。
それでも、やっぱり住んでみないとわからないものってありまして。
以前引っ越したところは、昼間の治安はそこまで悪くなかったですが、たまに夜中に奇声を上げて走り回る人たちがいて、キックボードの音なんかもさせてて、子供がいる団地なんかよりもよっぽど夜は五月蝿かったです。
逆に、近くにスナック街のあるようなところに住んだこともあるんですが、近くに警察署があったのもあり、夜間はけっこう静かで治安が良かったです。酔っ払いの喧嘩があってもすぐ警察が駆けつけてましたし、お店の人もやっぱ商売なので、そこらへんしっかりされていたんでしょうね。
条件やイメージで選ぶのではなく、暮らしに合っているかって実際の普段の状況が大切です。

お試しは捨てるを知るものかも

生活水準を下げられない?

話の中に、自分の生活水準を下げられないって言う人がいるけど、それは違うって話もあって。私は下げられない派かも…って思いながら聞いていたんですが。自分の楽しいって基準に沿えばそれは簡単だと言われてなんかしっくりきました。
もちろん便利はいいけど、便利であることでかかるお金って楽しいとは直結していなかったりするんですよね。
広い部屋に住みたい。住めたはいいけど、荷物は増えるし、維持費はかかる。冬は寒い、夏は暑いで広い分エアコン代は跳ね上がり、その分掃除の手間はかかる。
つまりそれが背伸びなのかどうかってことで案外捨てられるものは多く、生活水準は簡単に上げ下げできるよーってことなんだなって。

お試しって自分を知る手がかり

会社にもお試し期間とかってあるし、賃貸物件にもお試しってあればいいのにね。3か月前から住めます的な。まぁ荷物どうすんの問題とかはあるかもしれんけど、お試し期間は+1万くらいでトランクルームとかついてる感じでさ。
そしたら、実はここの部分説明見てた時は気に入ってたけど、案外いらんかったとか、思ったよりここ便利とか、住んでて気持ちいい場面が多いとか、感覚的なポイントがたくさん見つかると思う。
実は生活って何が必要かってことよりも何が不必要かってことを探すほうがうまくいくのかもしれません。
案外こだわりなんてものはあってないようなもので、贅沢へのこだわりは後でいくらでもできる。
ほんとに外せないことって自然とやってるのよ。だから気づかない。
やってみると改めて気づく。そんなもん。
ミニマリストって言葉が一時期流行ったけど、ほんとに外せないを自分で知っている人たちの言葉なのかもしれませんね。

お見合いで分かったこと、捨てるべきは「」

物件の話からいきなり結婚の話かよって感じですが。お試しは捨てるを知るってことをもう少し言語化しておきたくて。
私20代後半から30代前半でお見合いを親の知り合いの紹介で7回ほどしました。
お見合いって言わばお試しなんですよね。(言い方どうなんってところはあるけど)物件探しに似てるところがあります。
条件は最初からわかってるので、次は会ってみて印象や考え方など紙面上では分からないところを確認する。それで悪くなければ結婚(契約)っていう、シンプルな様式です。
会う方会う方、とても良い方ばかりでした。真面目で私のお話にもちゃんと耳を傾けてくれて、質問や意見にはちゃんとした受け答えをしてくださる人たちでした。なのに、私は決めきれなくて、毎回お断りしていました。
理由はほんと感覚的なことですが「ワクワクする未来が描けない」ってことでした。このワクワクがなんかやっかいだったんですよね…
そして、ここで学んだのは私が捨てるべきは、相手による世間体や生活の安定なのだと気づくのです。つまり「プライド」ってことですかね。
相手に幸せにしてもらいたいんじゃなく、自分で幸せになりたいんだろなって。そして、私が幸せにしてあげたいんだろなって。
それにパワーをくれる人、幸せにしてぇって思えるところが重要だったのです。まぁ、それを実感してわかったのは今の主人に会ってからにはなるんですが。なのでそれまでは「もう結婚はいいか(はなほじ)」くらいに思って諦めてました。

だからさ物件もお試しって制度したらいいよ

だからさ物件もお試し期間ってあったら良くない?住んでみなきゃわかんないよ。
物件のキャンセル待ちってのもできて、なんか、なんか受容あんじゃない?
大家さんも物件の空き期間って少なくなりそうだけど?
どうなんです?不動産屋の偉い人たち。

ちなみに今住みたいのは、自分でDIYがたくさんできる部屋

自分で幸せになりたい私は、DIYとか沢山できそうな部屋に住みたいです。
安い一軒家とかもいいなーって思ってたりはします。出不精で車も持ってないので、交通の便を捨てきれずに中心街を離れる決心はついていません。
もしかしてお試しがあれば、そんなこだわってる交通の便も案外捨てられたりする?

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