学生スポーツ×学生スタッフの理想像
こんにちは。
私は大学2年の春からラグビー部でトレーナーとして活動させていただいてきたのですが、一昨年度を区切りにチームを変えています
2つのチームで学生スタッフとして関わってきた経験から、
「学生スポーツと学生スタッフの関わり方のあるべき姿」
について考えてみました
チームとスタッフの関係性
最近はいろいろなチームでスタッフが帯同するようになり、大学スポーツにおいてもプロレベルでスタッフがついているチームもあるほどです
そんな中、大学スポーツで多く活動しているのが「学生スタッフ」という立場の人たち
学生コーチや学生トレーナーなど、正規のスタッフの下につくことが多い彼ら・彼女らは学生でありながら「スタッフ」としてチームに貢献しています
スタッフである以上選手とのかかわりあいの下で様々な活動をしていくわけですが、ふと自身の経験や見てきたものを振り返ってみると、
「そんなかかわり方で大丈夫?」
って思うことが何度かありました
プロとプロの信頼関係≠学生と学生の信頼関係
あくまで自分の考え方なのですが、
「学生スタッフはできるだけ部員・選手に寄り添える存在であるべき」
ということをいつも考えています
もちろん距離が近すぎてもいけないのですが、お互いに学生である以上、親近感を持てる関係性であることが必要なんじゃないかなぁ、って思うのです
プロ意識をもって部活動に取り組むこと・スタッフとしての自覚をもって自身の役割に取り組むことも必要だと思いますが、それとこれとは話が別で、学生スタッフがいくら気取っていても、学生である以上選手ースタッフという関係性ではなく、チームメイトという関係として人間関係は成り立っているはずです
そのため、学生スタッフと選手間の信頼関係は「人と人としての信頼関係」であって、プロフェッショナル同士の信頼関係におけるそれとはまったく違うものになると思っています
プロチームにおける選手とスタッフの信頼関係は、お互いの価値に対して信頼を置くタイプの信頼関係であるのに対し、学生スポーツにおける学生同士の信頼関係は相手の人間性に信頼を置くタイプの信頼関係になるのではないでしょうか
だから、学生スタッフは「チームメイトとして」選手と関わっていくことも必要なのです
選手とスタッフのずれ
しかし、このかかわり方を間違えてしまうとお互いの関係にずれが生じてしまうことにもなりかねません
私が考える学生スタッフ―選手間の関係の一番危険な状態は、
「学生スタッフが自身のプロ意識などから、選手との関係の間に一線を引き、一定の距離を置こうとすること」
ではないかと思います
オン・オフの切り替えをちゃんとしている、プライベートと仕事を分けていると、と言えば聞こえはいいですが、実際は学生スタッフが気取って大人ぶっているだけに過ぎないかもしれません
学生スタッフは選手とスタッフの橋渡しともいえる存在であるにもかかわらず、思考がスタッフとしてのものに寄り切ってしまったときが一番危険な状態であると思います
一喜一憂してもいいんじゃない?
少しまとまりがなくなってしまったのですが、一番言いたいことは、
「スタッフの役割を冠しているからと言って、常に冷静沈着である必要はなくて、学生なんだから選手と一緒に一喜一憂してもいいんじゃない?」
っていうところです
学生スタッフって、もっと選手に近い存在であってもいいんじゃないかなぁ