最上級生の背中
今振り返って考えると、
自分が大学1年生の時の大学4年生の先輩の姿と
自分が4年生になったときの下級生から見た自分の姿
結構違うんじゃないかなぁ、って思うんです
あの時目指した先輩たちの背中を、自分たちは後輩たちに見せることができているのだろうか?
そう考える時もありました
でも、改めて考えると、そうである必要性ってなかったなぁ、って感じます
自分たちから見た最上級生
私たちが1年生の頃の4年生は本当にすごい人たちばかりで、こんな4年生になれるのか、ってずっと考えていました
1つ上、2つ上の先輩たちもずっと試合に出続けてる人も多くて、入学したときは「なんてところに来てしまったんだ…」と思ったのを覚えています
ちょうどチームも実力をつけていたところで、先輩たちは往郷世代と呼ばれていることもありました
対照的に自分たちの代は人数も少なく、トップで出続けられる選手も少なくて、「谷間の世代」と言われてきました
先輩たちが残していったもの、見せてくれたもの
それを自分たちがしっかり受け継いでいくことができるのか
悩んだこともありました
そんな私たちも4年生になると最上級生と呼ばれるようになります
最上級生としての自分たち
4年生になった自分たちの姿を振り返ると、先輩たちと比べると威厳もないし、選手としてのレベルも不十分であったように感じます
周りから仲が悪い学年だと思われていたし、はた目から見るとまとまりのない学年だったのかもしれません
ただ、手前味噌にはなりますが、自分たちの学年は本当に結束して1年間を過ごすことができていたのではないかと思います
チームとして結果は残せなかったし、トップで戦う選手もそんなに多くなくて、周りから「仲が悪い」と散々な結果となりましたが、自分としてはやりきることができた1年間でした
結果が残せなかったことは悔しいけれど、充実感も感じていました
それでも、後輩たちにはもっと何かを残すことができたのではないか、と今でも考えることがあります
自分たちらしい姿を見せること
今改めて振り返って、最上級生として必要なことはなんだろう、と考えたときに、今自分が一番必要だと思ったのは、
「背中で語るだけじゃない。面と向かって、声をあげて、ぶつかり合って後輩たちを引っ張っていくこと」
よく言われる「背中で語るタイプ」、すごくいいと思います
「自分のプレーで引っ張るタイプ」もそれができるのはすごいことです
でも、最上級生はそれだけじゃ足りない
背中で語るだけじゃ伝わらないこと
プレーからは見えてこないもの
そういったものを伝えるには対面でしっかり話して伝えていくことが必要になってくるんじゃないかって思うんです
自分だけ、自分たちだけが楽しいだけじゃチームは成り立ちません
自己満足じゃ後輩はついてきません
簡単なようで難しい「チームを一つにすること」が最上級生の役割です
そのためには上と下がぶつかりあって、それでまた一つになって、という過程が重要なのではないでしょうか
相変わらず何を言いたいのかがうまくまとまりませんでしたが、私を知っている後輩の皆には何かこの文章から感じ取るものがあれば幸いです