「チーム力」について考える
先日、自身の所属するラグビー部が無事地区リーグで連覇を果たしました
その一方で出身大学のラグビー部は全国大会のトーナメントで早々に姿を消すことになりました
もちろん、自分が関わった両チームの間には相当な実力差があり、勝ったから強い、負けたから弱いということではありません
それでも何かしらの要因があってその結果になったわけであって…
そこでふと考えたのは
「チーム力を決める要因はどこにあるのか?」
ということ
ちょっと考えてみることにしました
一人一人の力
まず、挙げられるとすれば、単純に個人の実力があると思います
個人の強さ、うまさがあればそれだけでチームとしての強さの底上げになるはずです
サッカーでいえばバルセロナ、ラグビーでいえばトゥーロンが世界中の「個」の力を集めている筆頭でしょうか(あくまでも個人の偏見ですが…)
これはチーム力を「足し算」として強くしていくことができます
しかし、それだけではうまくいかないのがスポーツの世界
ここで別の要因についても考えてみます
チーム戦略・戦術
次いで考えられるのは、チームとしての戦術や戦略
ちなみに戦略はチームとしての方針を指し、戦術は具体的な作戦などの方策を指すそうです
チームとしてどういう風に攻めるか・守るか
どういう作戦を使っていくか
こういった要素をチームに組み入れていくことでチーム力を「掛け算」的に強くしていくことが可能ではないでしょうか
ただ、それでも勝てないチームが出てきます
強い選手をそろえて、最先端で最適な戦術を使っても勝てない…
そこで私は最も重要な要因として3つ目の因子を考えています
チームの雰囲気
3つ目の要因にして私が最も重要視しているのはチームの雰囲気です
これは形には見えないし、定量化もできない
それでもとても重要な因子であると思います
スポーツに関する人なら何となく感じたことのあるかもしれない「チームの雰囲気の良さ・悪さ」はチームのパフォーマンスに直結していると思います
試合には勝ったけど後味の悪い試合
試合には負けたけど何かを残せた試合
その違いはチームの雰囲気にあるのではないでしょうか?
良い雰囲気の条件
では、よい雰囲気の条件とは何でしょうか?
私自身、確実な答えにはたどりつけていないのですが、
「チーム全員が同じ方向を向いていること」
「上級生が引っ張り、下級生が自分から動いていること」
の二つが大きいのではないかと思います
チーム全員が同じ方向を向くというのは難しいことで、
例えばスタメンが「勝つこと・優勝すること」を目標にしている一方で、下の選手が単に「試合に出ること」を目標にしていたら、それだけでも若干のずれが生じます
また、二つ目についても同様の難しさがあり、
上級生はえてしてスタメンであることが多く、試合に出れない下級生は自らチームに貢献しようとする意欲を失ってしまうことも多々あります
逆に下級生が伸びようと努力する傍ら、スタメンの上級生が向上心を失っているパターンもあるかもしれません
このように2つの条件があり、その2つの条件を満たすチームが本当の「強いチーム力」を備えたチームなのではないかと思うのです
ここから先は自身の理論というよりも、一番最初に挙げたこれまで所属してきた2つのチームへの思いです。
本当のチーム力とは何かを一度考えてみてください
今のままでいいのか?
何か変わること・変えるべきことがあるんじゃないのか?
ひとりひとりがそう考えることでも何かを変えることは可能です
もっともっと強いチームとしての姿がみたい
そう思います